市役所で離婚相談する前に知っておきたいメリット・デメリットを解説!
離婚のお悩み、とひと口にいっても内容は様々です。
離婚したい、と悩む人もいれば、「離婚したい」と言われて悩む人もいるでしょう。
どちらのお悩みも深刻なことですから、だれかに相談したいと思っているかも知れません。
今回の記事では、市役所の無料の離婚相談についてくわしく解説します。
相談できること、相談できないこと、メリット・デメリットを紹介しますので、市役所の離婚相談を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
市役所の窓口で離婚相談はできる?
市役所で行われる離婚相談は、基本的に地域の弁護士が持ち回りで行います。
無料で弁護士に離婚相談ができることに加え、市役所という気軽に行ける場所で行われるため、人気が高いです。
といっても市役所の離婚相談は、必ずしも窓口で行われるわけではありません。
離婚相談が行われる場所は、各市役所・区役所で異なりますので、くわしくはお住まいの地域の市役所・区役所にご確認ください。
無料の離婚相談は月1回など定期的に行われますが、これも自治体によって日程が異なるため、確認が必要です。
なお離婚相談の予約を行う場合、何課に連絡すれば良いか、という質問をよく目にしますが、健康福祉部や広報課、市民相談室など地域により異なりますので、こちらも自治体に確認してみましょう。
市役所で相談できる例
市役所で相談できることは次のとおりです。
相談内容 | 対応する人 |
---|---|
離婚手続きや慰謝料、養育費などの法律にまつわるお悩み | 弁護士や弁護士資格を持つ職員 |
DVやモラハラのお悩み | 行政相談委員、弁護士など |
離婚や不倫、子育てやその他の心のお悩み | 心理カウンセラー |
離婚後のひとり親世帯への公的支援 | 子ども家庭支援課など |
相談内容や対応する人についてはその自治体、市役所・区役所により異なりますので、お住まいの地域の市役所・区役所に確認してみましょう。
相談できないこと
市役所の離婚相談では基本的に何でも相談できますが「作業をともなう相談」はできません。
市役所の離婚相談で相談できないことは次のようなものです。
- すでに弁護士に相談している案件
- 調停や裁判が進行している離婚の相談
- 離婚協議書や調停に提出する書類の作成・チェック
- 不倫相手との交渉
このように、書類の作成や不倫相手との交渉など、作業が伴うことは相談できませんので注意しましょう。
市役所で離婚相談をするメリット・デメリット
市役所で離婚相談をするメリット・デメリットは、次のようなことです。
市役所での離婚相談をお考えの方は、メリット・デメリットを知った上で相談予約をされることをおすすめします。
メリット
- 弁護士に無料で法律相談ができる
- 場所が市役所なので利用しやすい
- 離婚後の生活支援についても相談できる
市役所の離婚相談の最も大きなメリットは市役所という手軽さでしょう。
また離婚がその後の生活に大きく影響することを考えると、無料で法律相談できる点もうれしいポイントです。
子どもがいる家庭では、ひとり親世帯が受けられる公的支援についてアドバイスをもらうこともできます。
デメリット
市役所で受けられる無料の離婚相談には、次のようなデメリットもあります。
- 相談時間が短い
- 予約が必要
- 基本的に平日の昼間しか行われない
- 相談できる回数が決まっている
- 弁護士が選べない
- 法律相談後、そのまま依頼することはできない
市役所の離婚相談は予約が必須となっており、実際に法律相談できる時間は20分と短いのがデメリットです。
質問を事前に考えておかないと、状況説明だけで相談時間が終わってしまうこともあります。
担当する弁護士は持ち回りになっているため、離婚問題にくわしい弁護士が法律相談を対応するとは限らない点もデメリットといえるでしょう。
離婚相談は基本的に平日の昼間に行われるため、会社を休めない方や子どもを預けられない方には相談が難しいかも知れません。
離婚相談で担当してくれた弁護士にその場で依頼できない点も、デメリットのひとつです。
また市役所の離婚相談は、年度内で1回しか受けられないケースが多いので、その日の相談で問題が解決しなかった場合、別の弁護士などに最初から相談する必要があります。
利用する際には事前準備をしっかり行って臨みましょう。
どんな人におすすめ?
離婚の意思が固まっていて「離婚するまでの流れや手続きを知りたい」といった「限られた相談時間で問題が解決するケース」では市役所の無料離婚相談がおすすめです。
また弁護士への依頼を検討中で、弁護士との法律相談の雰囲気をつかんでおきたい人にも市役所の離婚相談をおすすめします。
おすすめしない人は?
市役所の無料法律相談は、弁護士に相談できることが最大のメリットです。
しかし相談時間が20分前後と限られているため、離婚のお悩みを解決まで進めたい方にはおすすめしません。
また市役所の離婚相談窓口では、その場で弁護士に依頼することもできませんので、弁護士への依頼を決めている方は別の方法で探した方が良いでしょう。
NPO法人よつばなら離婚などあらゆる内容のご相談に無料で対応!
離婚やひとり親家庭、不倫、あらゆる内容のご相談は、NPO法人よつばが無料で対応致します。
離婚相談といっても、法律に関係のない「こころのお悩み」は弁護士には相談できません。
離婚したくない、あるいは離婚に応じてもらえない、そんなこころのお悩みを一人で抱えてしまう人は少なくありません。
NPO法人よつばは、専門カウンセラーが対応する無料相談所で、どなたでも安心してご利用頂けます。
離婚についてのお悩みでは、離婚問題に強い弁護士や、不貞行為の証拠をつかむための探偵事務所の紹介も可能です。
また夫婦関係の修復をお望みでしたら、ご夫婦でのカウンセリングや関係修復のためのアドバイスも行っております。
夫婦での会話がない、セックスレス、といったお悩みから離婚をお考えの場合も、少しでもやり直したい気持ちがおありでしたら、お悩みを抱え込まずぜひご相談ください。
どんな相談ができる?
NPO法人よつばでは、個人のお悩みなら何でもご相談可能です。
ご相談頂ける内容の具体例をまとめましたので、ご覧ください。
- 離婚または夫婦関係の修復
- 浮気や不倫
- 信頼できる弁護士や探偵の紹介
- DVやモラハラ、ストーカーなど
- 結婚詐欺・恋愛詐欺など
- 金銭トラブル
- 家出や失踪
上記の内容以外でも対応できる場合がありますので、お気軽にご相談ください。
相談方法や受付時間について
NPO法人よつばでは、お電話とネットのお問い合わせフォームがご相談窓口になっています。
お電話でご相談頂く場合、毎日9~20時(年中無休)が受付時間になっておりますが、お問い合わせフォームからは24時間ご相談が可能です。
どちらの場合も専門カウンセラーが誠意を持って対応しますので、安心してご利用ください。
まとめ:NPO法人よつばの電話・ネット無料相談窓口を活用して離婚問題を解決しよう
今回は市役所で定期的に行われる、弁護士による無料離婚相談について解説しました。
NPO法人は専門カウンセラーがボランティアで運営している無料相談所であるため、何度でも無料でご利用頂くことができます。
また弁護士の法律相談と違って、離婚したくない方に対しては夫婦関係を修復するためのアドバイスやカウンセリングも可能です。
NPO法人よつばはすべての方の離婚お悩みが解決できるよう、誠意を持って対応致します。
ぜひお気軽にご相談ください。