倉田さんからの”ひとこと”
妊活は、夫が協力的じゃない場合が結構あると聞きます(妻が協力的じゃない場合は、そもそも妊活にならない)。宥めすかして協力させても必ずしもうまくいくわけではなく、お互いにストレスが溜まりやすい状態になります。そもそも、優先したいのは「子供」「円満な夫婦生活」のどちらでしょうか。両方同時に手に入れられない時には、どちらを取るか決めた方がいいと思います。どうしても「子供」であれば、早さが鍵になるので強引に迫るのはアリです。場合によっては体外受精や顕微受精も視野に入れても。必ずしも夫の子でなくてもいいというのなら、離婚して他の男性を探すのも選択肢です。でも「円満な夫婦生活」を優先したいなら、子供のことはとりあえず忘れて夫婦仲を修復することに注力すべきでしょう。今は中途半端でどちらも難しい状況になってしまっているので、しっかり自分の心の声に耳をすませ、より大事なものは何か見つけてください。
倉田真由美(クラタ マユミ)漫画家
漫画家 元NHK経営委員会委員。
1971年福岡生まれ。
一橋大学商学部卒業。
折からの氷河期もあり就職活動がうまくいかず、漫画家を目指す。23歳で講談社ヤングマガジンギャグ大賞受賞。2000年~2013年まで週刊SPA!で連載した『だめんず・うぉ~か~』がブレイク。ドラマ化もされ、「だめんず」も流行語になり、一躍時の人に。
その後、テレビコメンテーター、YouTube等様々なことに手を出して今に至る。代表作は『だめんず・うぉ~か~』『婚活迷宮の女たち』など多数。また、『うさぎとくらたまのホストクラブなび』など中村うさぎとの共著も多い。