探偵が行う1ヶ月の浮気調査費用の相場や費用を抑える方法を解説
パートナーが浮気しているかも、と思った時に探偵に浮気調査を依頼しようと考える人は少なくありません。
同時に「浮気調査はいくら位かかるのか」と心配になる人も多いでしょう。
例えば「1ヶ月間」探偵事務所や興信所に浮気調査を依頼した場合、費用の相場はいくら位でしょうか。
この記事では探偵に1ヶ月間浮気調査を依頼した場合の費用の相場、費用を抑える方法などを徹底解説します。
「1ヶ月間」探偵に浮気調査を依頼した場合の費用相場
1ヶ月間、探偵に浮気調査を依頼した場合、調査費用はいくら位かかるものなのでしょうか。
浮気調査にかかる費用は、調査を依頼する探偵事務所や興信所の料金設定、選択する料金プラン、調査にかかった期間によって変わります。
ここでは探偵に浮気調査を依頼した場合にかかる費用の項目について確認していきましょう。
浮気調査にかかる費用の内訳
浮気調査の料金設定は、探偵事務所や興信所が自由に決められるものです。
そのため、請求金額はそれぞれの探偵業者で異なりますが、費用の内訳はほぼ同じと考えて良いでしょう。
基本的に、探偵による浮気調査は時間がかかるほど費用が高額になります。
では費用の内訳についてくわしく見ていきましょう。
人件費
人件費は、探偵が行う浮気調査の費用の大部分を占めています。
浮気調査は2~3名体制で行われ、1時間1.5~3万円が費用の相場です。
高いと感じるかも知れませんが、浮気調査は探偵としての専門的なスキルが必要になるため、ある程度費用が高くなるものとお考え下さい。
逆に「業界最安料金」と宣伝しているところは魅力的に感じられるかも知れませんが、調査力を信用できないことがあるため注意が必要です。
経費
経費は浮気調査費用から人件費を差し引いたもので、車両費や交通費、宿泊費、通信費、機材費など浮気調査にかかる費用のことです。
パートナーが移動に車を使っている場合には、探偵も車で尾行することになるため、車両費が請求されることがありますし、パートナーを尾行する上で電車や飛行機を利用する必要がでてくることもあります。
探偵事務所によって車両費を請求しないなどの違いはあるものの、人件費以外に費用が請求されることを覚えておきましょう。
また最近では悪質な探偵業者による高額な経費請求で料金トラブルにつながるケースも増えていますので注意が必要です。
手数料
手数料とは、探偵に浮気調査を依頼した場合、調査後に受け取る調査報告書の作成手数料のことです。
調査報告書には、パートナーと浮気相手の不貞行為の実態が写真や動画とともに客観的に記載されています。
この調査報告書は、離婚や慰謝料請求をする際、裁判でもパートナーの浮気の証拠として使えるため、費用がかかっても作成してもらうことをおすすめします。
探偵の調査スキルとは?
探偵が浮気調査を行う際には、尾行、張り込み、聞き込みの3種類の方法を使います。
このうち、尾行調査では調査対象者に気づかれぬよう行動を監視するスキルが必要です。
調査対象者に浮気調査がバレないよう細心の注意を払いながら、後をつけ、要所要所で証拠写真や動画を撮影します。
調査力の低い探偵の場合、対象者に気づかれたり、対象者を見失ったりすることが少なくありません。
浮気調査を成功させるためには、たしかな調査スキルを持った探偵事務所に依頼することが大切です。
調査は1ヶ月で可能?
浮気調査が1ヶ月でも可能かどうかは、パートナーの浮気に関する情報量により異なります。
例えばパートナーの浮気相手や浮気をするタイミングが分かっている場合には、1日で浮気調査ができることもありますし、パートナーの行動パターンが不規則で浮気相手のことも全く分からない状況では1ヶ月以上かかることもあるでしょう。
また浮気調査にかかる日数(時間)は、浮気調査の目的によっても異なります。
浮気調査に必要な日数(期間)と費用の目安
浮気調査に必要な日数は、浮気調査の目的によってかなり違いがあります。
そのため探偵に調査を依頼する場合には、どこまで調査を行うのかを明確にしておくようにしましょう。
ここでは浮気調査の目的が「浮気の事実確認」と「裁判で使える証拠を掴みたい」場合にかかる日数の目安を紹介します。
浮気の事実確認
パートナーの浮気の事実確認が目的である場合、平均1~2週間かかります。
浮気相手と会う頻度で最も多いのが1ヶ月に1、2回という調査結果があるため、タイミングが合えばそれほど時間をかけずに調査できるでしょう。
浮気の事実確認のために調査を依頼するケースは、パートナーに反省を促したい、あるいは証拠を突き付けて浮気相手と別れさせたい場合が多いです。
1~2週間浮気調査を行う場合、費用の相場は13~60万円となっています。
裁判で使える証拠を掴みたい
パートナーに離婚や慰謝料請求をするにあたって裁判で使える証拠を掴みたい場合の浮気調査には、平均すると1週間~1ヶ月の調査期間がかかります。
これは離婚や慰謝料請求をする場合、浮気の回数が慰謝料の金額に影響することから、不貞行為の証拠を複数回集める必要があるためです。
複数回パートナーと浮気相手がラブホテルに出入りする写真や動画を撮影するためには1週間~1ヶ月かかるのが平均的です。
この場合の費用(料金)の相場は30~60万円となっています。
※不貞行為とは、法定離婚事由(離婚ができる理由)のひとつで、パートナーが配偶者以外の人と肉体関係を持つことをいいます。
1ヶ月の浮気調査におすすめの料金プラン
探偵に1ヶ月間の浮気調査を依頼する場合、どの料金プランがおすすめなのでしょうか。
探偵事務所にはいくつかの料金プランがあり、同じ内容で浮気調査を依頼しても、かかる費用(料金)にかなり違いがあります。
ここでは状況に応じたおすすめの料金プランをくわしく紹介します。
時間制料金プラン(短期間で終わりそうな方向け)
パートナーが浮気をする予定を把握しているなら、時間制料金プランがおすすめです。
時間制料金プランは、1人の調査員の1時間あたりの調査費用が決まっていて、調査員の人数、稼働時間を乗じて費用が算出されます。(経費は別途)
そのため調査にかかる時間が短いほど費用を抑えることが可能です。
パートナーが浮気をする日が分かっている場合は、時間制料金プランで探偵に浮気調査を依頼しましょう。
パック型料金プラン(時間がかかりそうな方向け)
パートナーの浮気は明らかでも、浮気相手や浮気の頻度などの詳細が分からないため1ヶ月程度の調査期間がかかりそう、というケースではパック型料金プランをおすすめします。
パック型料金プランとは、20時間〇〇万円、のように調査時間をまとめ買いするタイプの料金プランで、時間制料金プランと比較すると1時間あたりの費用が割安です。また経費も料金(費用)に含まれます。
1時間あたりの費用を抑えたい、調査期間がかかりそう、という場合はパック型料金プランで調査を依頼すると良いでしょう。
受け取れる慰謝料の平均はいくら位?
パートナーが浮気をしていた場合、慰謝料請求をするといくら位受け取れるのでしょうか。
慰謝料の金額は、精神的苦痛の度合いによって変動します。
精神的苦痛の判断基準は、法律上ではパートナーの不貞行為によって家庭が破綻したかどうか、どの程度破綻したかによって決まります。
婚姻関係を続ける場合
パートナーの不貞行為の後も婚姻関係を続ける場合、精神的苦痛は少し軽微と判断されるため、受け取れる慰謝料の金額は50~100万円が相場です。
別居する場合
パートナーの不倫が原因で別居することになった場合の慰謝料は、100~200万円が相場とされています。
婚姻関係を続ける場合と比較して2倍の慰謝料になっていますが、別居するということは一緒に暮らせないほど夫婦関係に溝ができてしまったという判断によるものです。
また離婚しない限り配偶者は生活費を受け取る権利(婚姻費用分担請求権)があるため、別居したら生活していけない、という心配は要りません。
離婚をする場合
パートナーの不倫が原因で離婚に至った場合、精神的苦痛が非常に大きいとして慰謝料が高額になることが多く、200~300万円が相場です。
この場合、浮気相手だけでなく、パートナーからも慰謝料を受け取ることができます。(2倍受け取れるわけではありません)
慰謝料の金額は状況に応じて増額・減額される
慰謝料の金額は上記で紹介した相場の金額から状況に応じて増額される場合や、逆に減額される場合があります。
例えば婚姻関係が長く続いている夫婦の場合、不貞行為の慰謝料は増額される傾向がありますし、幼い子供のいる家庭の場合も家庭に与える影響が大きいとして増額されるケースが多いです。
また不貞行為の頻度や継続期間、社会的地位や資産状況も慰謝料の金額に影響します。
このようにさまざまな状況を考慮した上で慰謝料の金額が決定します。
浮気調査にかかる費用(料金)を抑えるコツ
探偵に浮気調査を依頼する場合、調査費用の高さが気になる方のために費用を抑えるコツを紹介します。
浮気調査は調査に時間がかかるほど高額になりますから、調査時間を削減すれば費用を抑えることが可能です。
探偵にパートナーの浮気調査を依頼したいけれど費用が気になるという方は、ぜひ参考になさって下さい。
①パートナーの浮気に関連する情報を集める
パートナーの浮気に関連する情報をできるだけ集めておくことで、探偵に浮気調査を依頼した場合の調査期間や料金(費用)を削減できます。
浮気に関する情報の集め方をいくつか紹介しますので参考になさって下さい。
財布をチェック | デートに使いそうなレストランやホテルの領収証はないか確認する |
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スケジュール帳をチェック | 浮気の約束と思われる予定がないか確認する |
クレジットカード(家族カード)をチェック | 浮気相手へのプレゼントの購入履歴がないか |
②パートナーが浮気する日を絞り込む
パートナーが浮気する日が分かれば、浮気調査の調査日を絞り込むことができるため、調査費用(料金)や調査期間を削減できます。
毎週水曜日に決まって帰りが遅い、休日出勤と言って出かける日は多分浮気しているなど、パートナーが浮気している日が分かっていると調査を短期間で終えられる可能性が高いです。
③調査力の高い探偵事務所に調査依頼する
調査力の高い探偵事務所に浮気調査を依頼すれば、費用を抑えられます。
調査力の低い探偵に浮気調査を依頼すると、調査対象者に調査がバレたり、証拠を掴みそこなったりして調査を失敗しがちです。
料金(費用)の安さに魅力を感じて浮気調査を依頼したところ、相手に気づかれて浮気調査を失敗し、夫婦関係にも溝ができてしまったというケースも少なくありませんから調査力の高い探偵事務所に調査を依頼しましょう。
調査を依頼する前にNPO法人よつばに相談ください
パートナーの浮気でお悩みの方は、探偵に浮気調査を依頼する前に、NPO法人よつばにご相談頂いてはどうでしょうか。
NPO法人よつばは、どなたでもご利用頂ける無料相談所です。
専門カウンセラーが常駐しているため、パートナーの浮気に関するお悩みに対してもご相談者様のお気持ちに寄り添った的確なアドバイスができます。
NPO法人よつばでは、信頼できる探偵事務所や弁護士のご紹介はもちろん、夫婦関係の修復のためのアドバイスも可能です。
実はパートナーの浮気でお悩みの方の中には、探偵に浮気調査を依頼したいという方と同じ位、夫婦関係の修復を望まれる方もいらっしゃるのですが、どうすれば良いか分からない、というケースも少なくありません。
一人で悩みを抱えていたけれど、思い切って相談してみて良かったという喜びの声がNPO法人よつばに多く寄せられています。
もしパートナーの浮気にお悩みで、ご自分がどうしたいのか分からない、誰かに話を聞いて欲しいと思っていらっしゃるなら、NPO法人よつばの無料相談をお気軽にご利用ください。
記事まとめ
探偵に1ヶ月間浮気調査を依頼した時の費用(料金)の相場を紹介しました。
パートナーの浮気に気づいた時のショックは決して小さくありません。
ある調査によれば、一時の感情で浮気調査を行い慰謝料を受け取って離婚したものの後悔していると答えた人が15%もいることが分かっています。
このことからも、パートナーの浮気への対応は自分自身と向き合い、自分がどうしたいのかを理解した上で行うことが重要です。
一人で悶々と悩んでいても、自分の気持ちは見えにくいものですが、そんな時はぜひNPO法人よつばの無料相談をご利用ください。
カウンセラーと話すうちにご自分の気持ちが固まり、一歩を踏み出すきっかけができるかも知れません。