1. 不倫現場を目撃した場合、乗り込む前に知っておきたいポイントを解説
不倫現場を目撃した場合、乗り込む前に知っておきたいポイントを解説
不倫現場を目撃した場合、乗り込む前に知っておきたいポイントを解説

不倫・浮気現場を目撃した際の対処法や注意点を解説

配偶者の不倫現場を目撃した場合、どう対応すべきかわからず感情のままに動いてしまうと大きなトラブルに発展するおそれがあります。

冷静さを保つのは難しい場面ではありますが、不倫現場に遭遇したときは感情的にならず、今後の対応を意識した然るべき行動をとることが大切です。

この記事では、不倫現場を目撃してもやるべきではないことや不貞行為の証拠となる資料など、現場に乗り込む前に知っておきたいポイントについて解説します。配偶者の不倫や浮気に悩まされている方の参考になれば幸いです。

目次

不倫現場を目撃してもやるべきではないこと

不倫現場を目撃してもやるべきではないこと

まずは、不倫現場を目撃してしまったときにやるべきではないこと、やってはいけないことについて押さえておきましょう。

不倫現場に乗り込み乱暴行為や脅しをする

配偶者の不倫現場に遭遇してしまった場合、怒りや悲しみの感情が押し寄せて自分では制御できなくなり、気づけばその現場に乗り込んで修羅場になっていたというケースも少なくありません。

しかし、実際に不倫現場を目撃したとしても、配偶者や不倫相手に乱暴行為をしたり脅しととれるような発言をしたりすると、刑法上の暴行罪や脅迫罪に該当する可能性があります。

「暴行」の典型例としては、殴る、蹴る、叩くといった人の身体に直接触れる行為がイメージしやすいでしょう。

しかし、暴行罪に該当する範囲は幅広く、身体への直接的な接触のみが暴行になるとは限りません。たとえば手に持っている水やお茶を相手にかけたり、服を掴んで引っ張ったり、物を投げつけたりする行為も暴行にあたります。

同様に、不倫問題で相手に脅しをかけることも、脅迫罪や名誉毀損罪、恐喝罪などに該当するおそれがあります。

不倫現場に乗り込んでやりたい、相手を陥れてやりたいと思っても、先に手を出したり脅したりすることは自分に不都合な状況を招いてしまうことになりかねません。

なかなか冷静になれない状況ではあるものの、感情のままに行動した先に何が起こるのか考えることも大切です。

強引にスマホや財布の中身を見ようとする

不倫現場に遭遇・目撃してしまっても、配偶者や不倫相手に詰め寄って強引にスマートフォンや財布の中身を見ようとする行為は避けましょう。

それが不倫の証拠となるような写真や動画、ラブホテルの領収書などを見つけるためであっても、本人の許可なく無理やり取り上げた場合、証拠として認めてもらえないリスクがあります。不倫現場だけではなく、自宅に帰ってからも強引な行為はしないようにしましょう。

実際に相手の持ち物の中に不倫を証明する証拠が見つかったとしても、脅しをかけて無理やり得た情報は不倫を決定づける確実な証拠としては認められにくくなります。

強引な行為は器物損壊やプライバシーの侵害にあたる可能性があり、詰め寄った側が不利な状況になってしまうことも考えられます。

不倫を証明するためには証拠集めが重要ではあるものの、そのやり方には十分に注意しなければなりません。

不倫現場を目撃した場合の対処方法

不倫現場を目撃した場合の対処方法

実際に不倫現場に遭遇してしまっても、感情のままに手を出したり脅しをしたりすると、自分自身が不利な状況になる可能性があります。不倫現場に遭遇・目撃した場合、どのような対応をとるのが正解なのでしょうか。

ここでは、配偶者の不倫現場を目撃してしまった場合の対処方法についてご紹介します。

感情的にならない

配偶者の不倫現場を目撃するという思いもよらない状況になった場合、頭が混乱し冷静な判断ができなくなるかもしれません。

しかし、ここで感情のままに不倫現場に詰め寄ってしまっても、自分にとって良い状況になることはないでしょう。

不倫現場を目撃した場合は、まず気持ちを落ち着かせ、冷静さを保つことが大切です。

不倫を証明するには誰が見ても明らかな客観的証拠が必要となるため、自分が現場を見たという証言だけでは証拠として認められない可能性が高いでしょう。

不倫現場で感情的になっても、相手に言い逃れされたりごまかされたりすることは十分に考えられますし、それを覆せるだけの証拠を持っていなければ不倫を証明することはできません。

慰謝料や離婚請求など次の行動に出るためにも、不倫現場を目撃しても感情的にならないこと、そして不倫現場に介入しないことが大切です。

配偶者と不倫相手にバレないようにする

不倫現場を目撃するパターンとしては、その現場に鉢合わせてお互いの存在を認識したケース、相手にバレずに自分だけが現場を目撃したケースの2つが考えられます。

配偶者と不倫相手が目撃されたことに気付いていない場合は、そのまま相手に見つからないように慎重に行動しましょう。

不倫現場を目撃したことが相手にバレてしまうと、不倫の証拠となる写真や動画、LINEの履歴を消されたり、こちらを言いくるめるための言い訳を考えられたりする可能性があります。

また、目撃された相手は次は見つからないようにと用心深くなるため、不倫の証拠を集めるのが難しくなることも考えられます。不倫現場に介入しないだけではなく、配偶者と不倫相手に見つからないようにすることも大切です。

不倫の証拠を写真や動画で押さえておく

不倫現場を目撃したときは、その場面を写真や動画に撮って押さえておきましょう。今後離婚や慰謝料請求を行う際には、不倫をしたという事実を証明できる決定的な証拠が必要となります。

不倫現場の目撃証言だけでは十分な証拠にならないため、誰が見ても明らかで言い逃れできないような証拠を押さえておくことが大切です。

ただし、当事者が二人で会っているだけの写真や動画は不倫の証拠にはならないことを覚えておかなければなりません。

ポイントは不倫を決定づけるような、何も弁明ができない現場を押さえることです。

不倫を証明する客観的な証拠としては、二人がラブホテルに出入りしている場面、性行為中やその前後の場面が有効となります。

その回数が多いほど不倫の証拠として認められやすくなるため、不倫現場を目撃した際は毎回写真や動画におさめ、確実な証拠を集めておきましょう。

既婚者の不倫は慰謝料請求できるのか

既婚者の不倫は慰謝料請求できるのか

婚姻関係を結んでいる既婚者の不倫が発覚した場合、配偶者とその不倫相手に対し慰謝料を請求することができます。

しかし、そのためには相手の不貞行為を証明する客観的な証拠が必要となり、不倫を証明できる証拠がなければ慰謝料請求は難しいと考えられます。

そもそも不倫とは

一般的に不倫とは既婚者が配偶者以外の相手と肉体関係を持つことを指します。これを不貞行為といい、夫婦の一方が不貞行為をした場合は配偶者に対して損害賠償責任を負うことになります。

また、不貞行為は民法により離婚事由の一つとして定められており、夫婦が離婚する原因にもなり得る行為です。

浮気と不倫に明確な区別はないものの、日本では既婚者が配偶者以外の相手と不貞行為をした場合は「不倫」となり、二人で会っているだけで肉体関係がない場合は「浮気」と表現されることが多いようです。

そのため、不貞行為(=肉体関係)の有無が浮気と不倫を分けるポイントといえるでしょう。

慰謝料を請求できるケース

不倫現場の目撃で慰謝料を請求できるケースは、配偶者とその不倫相手が不貞行為をしているという確実な証拠を押さえている場合です。

不倫現場を見ただけの目撃証言は証拠にはならず、客観的に不倫を証明できる証拠を持っているかが重要となります。

決定的な証拠は性行為をしている場面の写真や動画ですが、二人がラブホテルに出入りしている場面も不倫の証拠として有効に使えます。

配偶者の不倫で慰謝料請求する際は確実な証拠が求められるため、その現場に遭遇・目撃したとしても感情的にならず、持っているスマートフォンやカメラなどで証拠を押さえておくことが大切です。

慰謝料を請求できないケース

不倫現場を目撃しても慰謝料を請求できないケースは、不貞行為をしているという客観的な証拠を提示できない場合です。

配偶者と不倫相手に恋愛関係があったとしても、性行為をしていない(性行為を証明できる証拠がない)のであれば、不貞行為には該当せず慰謝料を請求することはできません。

たとえば、二人で食事をしている写真やLINEのやりとりだけでは、親密そうな雰囲気があったとしても不貞行為を決定づける証拠にはならないのです。

また、相手が既婚者であることを知らないまま肉体関係を持つなど、不倫相手に故意や過失が認められないことも考えられます。

このようなケースでは不倫相手に慰謝料を請求しても、相手が故意・過失がないことを立証してきた場合、慰謝料が減額されたり支払われなかったりする可能性があります。

不貞行為を証明する有効な証拠

不貞行為を証明する有効な証拠

配偶者の不倫現場を目撃してしまっても、その証言だけで不倫を証明することはできません。不倫による慰謝料請求や離婚請求をするためには、不貞行為があったことを証明する証拠を集める必要があります。

不貞行為の証明に有効な証拠には以下が挙げられます。

  • 性行為中やその前後の写真・動画
  • ラブホテルに出入りしている写真・動画
  • 性的関係があったことを示すLINEやメールの文面
  • 性的関係があったと推測できる通話記録
  • ラブホテルの領収書

有効性のある証拠は性的関係の事実を推測できるものです。ラブホテルに出入りしている写真と領収書の日付を合わせるなど、複数の証拠を組み合わせることでさらに有効性を高められます。

これらの証拠があれば、配偶者や不倫相手が関係を否定したとしても、不貞行為があったことを立証しやすくなるでしょう。

一方で、不倫現場の証拠集めは相手に見つかるリスクがあるのはもちろん、その行為自体が非常に大きな精神的苦痛を伴うものです。一人でどうにかしようとせずに、探偵や調査会社に依頼することも検討しましょう。

一人で悩まずにまずは相談を

一人で悩まずにまずは相談を

「配偶者の不倫現場を目撃してしまいどうすればよいのかわからない」

「信じていた人に裏切られて辛い」

このような気持ちを抱え込んでいる方は、一人で悩まずに第三者に相談することをおすすめします。

「NPO法人よつば」は、不倫や浮気、離婚、修復、男女間トラブルなどでお悩みの方を一人でも多く救済することを目指し、専門カウンセラーによるサポートを行っている無料相談所です。

メンタル面のケアはもちろん、探偵や調査会社、不倫問題に詳しい弁護士の選び方についてもアドバイスをしています。

配偶者の不倫や浮気、専門家選びでお悩みの方は、NPO法人よつばまでお気軽にご相談ください。

まとめ

配偶者の不倫現場を目撃してしまった場合は、感情のまま動かずにまずは冷静になることが大切です。

不倫現場に介入して乱暴な行為をしたり、不倫の証拠を見つけるために持ち物を強引に取り上げたりすると、自分の状況を悪くしてしまうことになりかねません。

今後慰謝料請求や離婚請求をする際には不貞行為があったという確実な証拠が必要となるため、感情的になって不倫現場に乗り込むよりも、相手に見つからないように手持ちのスマートフォンなどでその現場を押さえておく方が得策です。

また、不倫の悩みは一人で抱え込まず、専門の相談員やカウンセラーに相談することを検討しましょう。パートナーの不倫や浮気、離婚問題を中心にカウンセリングを行う「NPO法人よつば」の無料相談もぜひご活用ください。

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配偶者の不倫・浮気現場を目撃した場合に「やるべきこと」「やるべきでないこと」について解説しています。
不倫現場を目撃した場合、乗り込む前に知っておきたいポイントを解説
不倫現場を目撃した場合、乗り込む前に知っておきたいポイントを解説

不倫・浮気現場を目撃した際の対処法や注意点を解説

配偶者の不倫現場を目撃した場合、どう対応すべきかわからず感情のままに動いてしまうと大きなトラブルに発展するおそれがあります。

冷静さを保つのは難しい場面ではありますが、不倫現場に遭遇したときは感情的にならず、今後の対応を意識した然るべき行動をとることが大切です。

この記事では、不倫現場を目撃してもやるべきではないことや不貞行為の証拠となる資料など、現場に乗り込む前に知っておきたいポイントについて解説します。配偶者の不倫や浮気に悩まされている方の参考になれば幸いです。

目次

不倫現場を目撃してもやるべきではないこと

不倫現場を目撃してもやるべきではないこと

まずは、不倫現場を目撃してしまったときにやるべきではないこと、やってはいけないことについて押さえておきましょう。

不倫現場に乗り込み乱暴行為や脅しをする

配偶者の不倫現場に遭遇してしまった場合、怒りや悲しみの感情が押し寄せて自分では制御できなくなり、気づけばその現場に乗り込んで修羅場になっていたというケースも少なくありません。

しかし、実際に不倫現場を目撃したとしても、配偶者や不倫相手に乱暴行為をしたり脅しととれるような発言をしたりすると、刑法上の暴行罪や脅迫罪に該当する可能性があります。

「暴行」の典型例としては、殴る、蹴る、叩くといった人の身体に直接触れる行為がイメージしやすいでしょう。

しかし、暴行罪に該当する範囲は幅広く、身体への直接的な接触のみが暴行になるとは限りません。たとえば手に持っている水やお茶を相手にかけたり、服を掴んで引っ張ったり、物を投げつけたりする行為も暴行にあたります。

同様に、不倫問題で相手に脅しをかけることも、脅迫罪や名誉毀損罪、恐喝罪などに該当するおそれがあります。

不倫現場に乗り込んでやりたい、相手を陥れてやりたいと思っても、先に手を出したり脅したりすることは自分に不都合な状況を招いてしまうことになりかねません。

なかなか冷静になれない状況ではあるものの、感情のままに行動した先に何が起こるのか考えることも大切です。

強引にスマホや財布の中身を見ようとする

不倫現場に遭遇・目撃してしまっても、配偶者や不倫相手に詰め寄って強引にスマートフォンや財布の中身を見ようとする行為は避けましょう。

それが不倫の証拠となるような写真や動画、ラブホテルの領収書などを見つけるためであっても、本人の許可なく無理やり取り上げた場合、証拠として認めてもらえないリスクがあります。不倫現場だけではなく、自宅に帰ってからも強引な行為はしないようにしましょう。

実際に相手の持ち物の中に不倫を証明する証拠が見つかったとしても、脅しをかけて無理やり得た情報は不倫を決定づける確実な証拠としては認められにくくなります。

強引な行為は器物損壊やプライバシーの侵害にあたる可能性があり、詰め寄った側が不利な状況になってしまうことも考えられます。

不倫を証明するためには証拠集めが重要ではあるものの、そのやり方には十分に注意しなければなりません。

不倫現場を目撃した場合の対処方法

不倫現場を目撃した場合の対処方法

実際に不倫現場に遭遇してしまっても、感情のままに手を出したり脅しをしたりすると、自分自身が不利な状況になる可能性があります。不倫現場に遭遇・目撃した場合、どのような対応をとるのが正解なのでしょうか。

ここでは、配偶者の不倫現場を目撃してしまった場合の対処方法についてご紹介します。

感情的にならない

配偶者の不倫現場を目撃するという思いもよらない状況になった場合、頭が混乱し冷静な判断ができなくなるかもしれません。

しかし、ここで感情のままに不倫現場に詰め寄ってしまっても、自分にとって良い状況になることはないでしょう。

不倫現場を目撃した場合は、まず気持ちを落ち着かせ、冷静さを保つことが大切です。

不倫を証明するには誰が見ても明らかな客観的証拠が必要となるため、自分が現場を見たという証言だけでは証拠として認められない可能性が高いでしょう。

不倫現場で感情的になっても、相手に言い逃れされたりごまかされたりすることは十分に考えられますし、それを覆せるだけの証拠を持っていなければ不倫を証明することはできません。

慰謝料や離婚請求など次の行動に出るためにも、不倫現場を目撃しても感情的にならないこと、そして不倫現場に介入しないことが大切です。

配偶者と不倫相手にバレないようにする

不倫現場を目撃するパターンとしては、その現場に鉢合わせてお互いの存在を認識したケース、相手にバレずに自分だけが現場を目撃したケースの2つが考えられます。

配偶者と不倫相手が目撃されたことに気付いていない場合は、そのまま相手に見つからないように慎重に行動しましょう。

不倫現場を目撃したことが相手にバレてしまうと、不倫の証拠となる写真や動画、LINEの履歴を消されたり、こちらを言いくるめるための言い訳を考えられたりする可能性があります。

また、目撃された相手は次は見つからないようにと用心深くなるため、不倫の証拠を集めるのが難しくなることも考えられます。不倫現場に介入しないだけではなく、配偶者と不倫相手に見つからないようにすることも大切です。

不倫の証拠を写真や動画で押さえておく

不倫現場を目撃したときは、その場面を写真や動画に撮って押さえておきましょう。今後離婚や慰謝料請求を行う際には、不倫をしたという事実を証明できる決定的な証拠が必要となります。

不倫現場の目撃証言だけでは十分な証拠にならないため、誰が見ても明らかで言い逃れできないような証拠を押さえておくことが大切です。

ただし、当事者が二人で会っているだけの写真や動画は不倫の証拠にはならないことを覚えておかなければなりません。

ポイントは不倫を決定づけるような、何も弁明ができない現場を押さえることです。

不倫を証明する客観的な証拠としては、二人がラブホテルに出入りしている場面、性行為中やその前後の場面が有効となります。

その回数が多いほど不倫の証拠として認められやすくなるため、不倫現場を目撃した際は毎回写真や動画におさめ、確実な証拠を集めておきましょう。

既婚者の不倫は慰謝料請求できるのか

既婚者の不倫は慰謝料請求できるのか

婚姻関係を結んでいる既婚者の不倫が発覚した場合、配偶者とその不倫相手に対し慰謝料を請求することができます。

しかし、そのためには相手の不貞行為を証明する客観的な証拠が必要となり、不倫を証明できる証拠がなければ慰謝料請求は難しいと考えられます。

そもそも不倫とは

一般的に不倫とは既婚者が配偶者以外の相手と肉体関係を持つことを指します。これを不貞行為といい、夫婦の一方が不貞行為をした場合は配偶者に対して損害賠償責任を負うことになります。

また、不貞行為は民法により離婚事由の一つとして定められており、夫婦が離婚する原因にもなり得る行為です。

浮気と不倫に明確な区別はないものの、日本では既婚者が配偶者以外の相手と不貞行為をした場合は「不倫」となり、二人で会っているだけで肉体関係がない場合は「浮気」と表現されることが多いようです。

そのため、不貞行為(=肉体関係)の有無が浮気と不倫を分けるポイントといえるでしょう。

慰謝料を請求できるケース

不倫現場の目撃で慰謝料を請求できるケースは、配偶者とその不倫相手が不貞行為をしているという確実な証拠を押さえている場合です。

不倫現場を見ただけの目撃証言は証拠にはならず、客観的に不倫を証明できる証拠を持っているかが重要となります。

決定的な証拠は性行為をしている場面の写真や動画ですが、二人がラブホテルに出入りしている場面も不倫の証拠として有効に使えます。

配偶者の不倫で慰謝料請求する際は確実な証拠が求められるため、その現場に遭遇・目撃したとしても感情的にならず、持っているスマートフォンやカメラなどで証拠を押さえておくことが大切です。

慰謝料を請求できないケース

不倫現場を目撃しても慰謝料を請求できないケースは、不貞行為をしているという客観的な証拠を提示できない場合です。

配偶者と不倫相手に恋愛関係があったとしても、性行為をしていない(性行為を証明できる証拠がない)のであれば、不貞行為には該当せず慰謝料を請求することはできません。

たとえば、二人で食事をしている写真やLINEのやりとりだけでは、親密そうな雰囲気があったとしても不貞行為を決定づける証拠にはならないのです。

また、相手が既婚者であることを知らないまま肉体関係を持つなど、不倫相手に故意や過失が認められないことも考えられます。

このようなケースでは不倫相手に慰謝料を請求しても、相手が故意・過失がないことを立証してきた場合、慰謝料が減額されたり支払われなかったりする可能性があります。

不貞行為を証明する有効な証拠

不貞行為を証明する有効な証拠

配偶者の不倫現場を目撃してしまっても、その証言だけで不倫を証明することはできません。不倫による慰謝料請求や離婚請求をするためには、不貞行為があったことを証明する証拠を集める必要があります。

不貞行為の証明に有効な証拠には以下が挙げられます。

  • 性行為中やその前後の写真・動画
  • ラブホテルに出入りしている写真・動画
  • 性的関係があったことを示すLINEやメールの文面
  • 性的関係があったと推測できる通話記録
  • ラブホテルの領収書

有効性のある証拠は性的関係の事実を推測できるものです。ラブホテルに出入りしている写真と領収書の日付を合わせるなど、複数の証拠を組み合わせることでさらに有効性を高められます。

これらの証拠があれば、配偶者や不倫相手が関係を否定したとしても、不貞行為があったことを立証しやすくなるでしょう。

一方で、不倫現場の証拠集めは相手に見つかるリスクがあるのはもちろん、その行為自体が非常に大きな精神的苦痛を伴うものです。一人でどうにかしようとせずに、探偵や調査会社に依頼することも検討しましょう。

一人で悩まずにまずは相談を

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「NPO法人よつば」は、不倫や浮気、離婚、修復、男女間トラブルなどでお悩みの方を一人でも多く救済することを目指し、専門カウンセラーによるサポートを行っている無料相談所です。

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配偶者の不倫や浮気、専門家選びでお悩みの方は、NPO法人よつばまでお気軽にご相談ください。

まとめ

配偶者の不倫現場を目撃してしまった場合は、感情のまま動かずにまずは冷静になることが大切です。

不倫現場に介入して乱暴な行為をしたり、不倫の証拠を見つけるために持ち物を強引に取り上げたりすると、自分の状況を悪くしてしまうことになりかねません。

今後慰謝料請求や離婚請求をする際には不貞行為があったという確実な証拠が必要となるため、感情的になって不倫現場に乗り込むよりも、相手に見つからないように手持ちのスマートフォンなどでその現場を押さえておく方が得策です。

また、不倫の悩みは一人で抱え込まず、専門の相談員やカウンセラーに相談することを検討しましょう。パートナーの不倫や浮気、離婚問題を中心にカウンセリングを行う「NPO法人よつば」の無料相談もぜひご活用ください。

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