
探偵事務所での浮気調査の料金(費用)はピンキリ
ある調査によれば、約60%の女性が「もしパートナー(旦那さん)が浮気をしていたら慰謝料を請求する」と回答しています。
パートナーの浮気で慰謝料請求をする場合、多くの人は事前に浮気調査を依頼しますが、浮気調査の料金とはいくら位かかるものなのでしょうか。
この記事では探偵などに浮気調査を依頼した場合にかかる料金の相場と調査料金を安く抑える方法について徹底解説します。
浮気調査の料金(費用)はピンキリ?

浮気調査(素行調査)にかかる料金(費用)は、依頼する調査会社(探偵)によって、また料金プランなどによってピンキリといわれています。
実際に調査会社に浮気調査を依頼していくらかかったのかを調査してみると「10~100万円」が相場の金額と、かなり幅があることが分かりました。
ここでは、この調査費用の幅が生じる理由をくわしく解説します。
浮気調査の依頼先は主に3つある
離婚や慰謝料を請求するために浮気調査を依頼する場合、依頼先は「探偵事務所」「興信所」「弁護士」の3つがあり、調査方法や料金(費用)の相場もそれぞれ異なります。
ここでは、それぞれの依頼先ごとの浮気調査の方法と、調査費用の相場について確認してみましょう。
調査費用がピンキリになる理由

浮気調査(不倫調査)の料金(費用)がピンキリになる理由のひとつに、前述の「料金プランによる違い」があります。
この料金プランは、ご自分の状況に応じて選択しないと高額な調査費用を支払うことになる場合があるため、注意が必要です。
浮気調査の料金プランの種類は調査会社(探偵事務所)ごとに異なりますが、ここでは探偵事務所の主な3種類の料金プランについて紹介します。
プラン①時間制料金プラン
時間制料金プランとは、1時間あたりの基本料金が決まっており、浮気調査にかかった時間や調査員の人数を乗じて料金を算出するものです。
そのため、浮気調査期間が長くなるほど料金(費用)が高額になります。
実際請求される際には、人件費に諸経費(交通費や書類作成費用、車両費用、機材費、宿泊費用など)が追加されます。
時間制料金プランがおすすめな人は、パートナーの浮気について情報が多く、浮気調査のスケジュールが立てやすい(日数がかからない)人です。
プラン②パック型料金プラン
パック型料金プランは「20時間〇〇万円」のように調査時間が決まっているプランのことで、1時間あたりの料金は時間制料金プランより割安です。
また諸経費もこの料金に含まれているため、設定された以上の料金(費用)を請求されることはありません。
一般的に浮気調査にかかる時間は平均1週間程度といわれているため、設定された期間で浮気調査が完了しそうな場合は、パック型料金プランを選択することで調査費用を抑えることも可能です。
プラン③成功報酬型料金プラン
成功報酬型料金プランは、浮気調査が成功した場合に報酬が発生するプランのことです。そのため仮に浮気調査が失敗した場合は報酬は発生しません。探偵事務所によっては着手金が必要な場合もありますが、完全成功報酬型料金プランのある探偵事務所では、浮気調査が失敗すれば全く料金(費用)が請求されないことになります。
ただ、この「浮気調査の成功」が何を指すのかを契約前に確認しておかないと、料金トラブルに巻き込まれる可能性があるため、注意が必要です。
過去には全く浮気調査をせず「浮気の事実はなかった」という報告によって成功報酬を請求されトラブルになったケースもあります。
探偵事務所に依頼する場合の費用(料金)相場

探偵事務所に浮気調査(行動調査)を依頼する場合、料金プランごとの相場の料金(費用)をまとめたのが下の表です。
料金プラン | 調査料金の相場 |
---|---|
時間制料金プラン | 1時間あたり2~3万円+諸経費+延長料金 |
パック型料金プラン | 20時間30~40万円、30時間60~70万円、40時間80~90万円 |
成功報酬型料金プラン | 報酬100~200万円、着手金20~30万円 |
上記のプランの他に、1日プランや依頼人と探偵が一緒に調査するプランなど調査会社(探偵事務所)によって色々なプランがあります。
興信所に依頼する場合の費用相場

興信所に浮気調査を依頼する場合の費用相場については、前述の探偵事務所とほぼ同じように考えられています。
これは、現在では探偵事務所と興信所の業務内容に明確な違いがほぼなくなっていることが理由です。
浮気調査の内容に関しても両者の間に大きな違いはありませんので、興信所に浮気調査を依頼した場合の費用相場については割愛します。
探偵事務所や興信所の調査料金の内訳について
探偵事務所や興信所に浮気調査を依頼した場合の料金(費用)の内訳の相場では、大部分を人件費が占めます。
これは探偵事務所や興信所の浮気調査は最低2名以上で行われるためです。
インターネットで探偵事務所を検索すると「1時間あたりの調査費用」が提示されていますが、これは「調査員1人あたりの費用」で、実際には探偵事務所の調査員の人数を乗じた金額が請求されることになります。
探偵事務所や興信所が浮気調査を複数人で行う理由は、調査対象者を見逃さないため、また調査対象者にきづかれないためです。
弁護士に依頼する場合の費用相場

弁護士に浮気調査を依頼した場合の調査料金の相場を表にまとめました。このうち、日当は依頼する弁護士により請求されない場合もあります。
また携帯電話や車のナンバーから不倫相手を特定する場合には、下の表の他に調査費用が相場で約5,000円ほどかかります。
弁護士に浮気調査を依頼した場合の料金の相場は、表にあるように慰謝料をいくら請求するかにより異なりますが、相場の料金から計算してみると慰謝料を100万円請求、相談料が10時間のケースでは最低32万円必要です。(日当は含まれていません)
着手金 | 10~20万円 |
---|---|
相談料 | 30分5,000円~ |
成功報酬(成果報酬) | 受け取った慰謝料の10~20% |
事務手数料 | 1~3万円 |
日当(裁判に出廷した場合などに発生) | 1日3万円 |
印紙代 | 印紙代は請求する慰謝料の金額により異なる(100万:10,000円~300万:20,000円) |
弁護士はどのような調査をしてくれるのか
弁護士に調査を依頼した場合、探偵事務所や興信所のように尾行や張り込みをしてくれるわけではありません。
仮に尾行をしてもらえたとすると、調査費用はかなり高額になるでしょう。
不倫相手の電話番号などが判明している場合には、そこから浮気相手(不倫相手)の名前や住所などを調査することは可能です。
また弁護士に調査を依頼できるのは慰謝料請求の依頼をしている場合に限られます。(調査のみの依頼はできません)
浮気調査の費用は浮気相手に請求できる?
浮気は民法で「不法行為」とされており、浮気相手には浮気によって生じた損害を賠償する責任があります。
ただ、実際のところ浮気調査費用や弁護士費用について全額賠償されることはまずありません。
目安として、かかった費用の1割程度の賠償は認められるようです。
弁護士はあくまで法的なサポートを行うのみ
弁護士は慰謝料請求を依頼する場合のみ、電話番号などから浮気相手の身元を調査してくれますが、弁護士の業務はあくまでも法的なサポートです。
離婚や慰謝料を請求する場合には「不貞行為があったことを示す証拠」が必要であるため、自分で、または探偵事務所や興信所に依頼して浮気の証拠を揃える必要があります。
浮気調査の証拠とは?自分で集められる?

離婚や慰謝料請求を行う場合には「浮気の証拠」が必要です。
浮気の証拠とは「パートナーと不倫相手(浮気相手)との間に不貞行為(性交渉)があると推察できる」ものでなければいけません。
離婚や慰謝料請求に使える浮気の証拠には次のようなものがあります。
- パートナーと浮気相手がラブホテルに出入りする鮮明な写真や動画、音声
- パートナーと浮気相手の間に不貞行為があると推察できるメール
- 不倫の事実を告白する音声データ
上記のような証拠を掴むことは容易ではありません。
最近では盗聴器やGPS発信機などをパートナーの鞄に仕込んで自分で浮気調査を行うケースも増えていますが、自分で行う浮気調査はパートナーにバレる可能性が高く、法に触れる場合もあるため、避けた方が良いでしょう。
また法に触れる方法で得た証拠は離婚や慰謝料請求には使えません。
離婚や慰謝料請求を行う場合には、費用はかかりますが、探偵事務所などに調査を依頼し、証拠を獲得することをおすすめします。
浮気調査の料金を安く抑えるためのポイント

浮気調査を探偵事務所や興信所に依頼する場合、料金(費用)を安く抑えるためには、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。
実は浮気調査の料金は、いくつかのポイントを押さえることで安く抑えられます。ここでは、探偵事務所や興信所に浮気調査を依頼した場合、少しでも料金(費用)を抑えるためのポイントについてくわしく紹介します。
ポイント①複数の調査会社で見積もりを出してもらう
家電製品を購入する場合に複数の家電量販店で見積りを出してもらうことはよくあると思いますが、浮気調査についても同じことがいえます。
複数の調査会社で見積りを出してもらうと、調査会社による料金の違いが何となく理解できるようになりますし、調査会社の対応によって信頼できる調査会社(探偵事務所)かどうかを見きわめることも可能です。
浮気調査の料金(費用)を抑えるには、複数の調査会社(探偵事務所や興信所)に見積もりを出してもらうことをおすすめします。
ポイント②浮気の情報を集めておく
浮気調査に時間がかかればかかるほど調査料金は高くなります。
そのため、浮気に関する情報が多ければ探偵事務所が調査にかける時間を削減でき、料金の削減につながるわけです。
パートナーの浮気のタイミングや浮気相手の身元や住所など、把握している情報は全て調査会社(探偵事務所や興信所)に伝えましょう。
その分調査時間と料金を抑えることができます。ただ、情報を掴もうとしてパートナーの周辺を調べすぎると警戒されて調査に支障が出ることもあるため、注意が必要です。
ポイント③調査力の高い調査会社を選ぶ

調査力の高い調査会社(探偵事務所や興信所)は、無駄な調査を行わないため、結果的に料金を抑えることにつながります。
調査力は目に見えませんが、浮気調査の実績が豊富である、また口コミでの評判が良い、といったポイントで調査会社を選ぶと良いでしょう。
実際に調査力の低い調査会社(探偵事務所)に依頼して調査が失敗に終わり、別の探偵事務所に新たに調査依頼することになったケースもあります。
このようなケースでは調査料金が2倍かかることになるため、慰謝料を受け取ってもほとんど調査料金に消えてしまうことになりかねません。
調査力の高い調査会社(探偵事務所など)を選ぶことで無駄を省き、調査料金を抑えることが大切です。
ポイント④悪質な調査会社に注意しましょう
悪質な調査会社(探偵事務所や興信所)に浮気調査を依頼すると、高額な費用を請求される恐れがあるため、注意が必要です。
ここ数年、悪質な調査会社(探偵業者)との料金トラブルが増えています。
国民生活センターなどにも多くの相談が寄せられているため、浮気調査を依頼する際には、信頼できる調査会社(探偵事務所や興信所)を見きわめることが大切です。
まとめ|調査会社選びはNPO法人よつばにご相談ください

パートナーの浮気調査を調査会社(探偵事務所)に依頼する場合、調査会社選びが最も大切になります。
ここ数年悪質な調査会社との料金トラブルが増えていることと、調査力の低い調査会社に依頼した場合、調査が失敗する可能性があることが理由です。
調査会社に調査を依頼するというのは、日常生活であまり起こらないことですから何を基準に調査会社を選んだら良いか分からない人も多いでしょう。
NPO法人よつばでは、さまざまなトラブル、お悩みを抱えていらっしゃる方々のための無料相談を行っております。
パートナーの浮気についてお悩みの方、浮気調査のための調査会社選びでお困りの方はぜひNPO法人よつばの無料相談をご利用ください。