
探偵が行う浮気調査の方法と質・効果を解説
パートナー(配偶者)の浮気調査をするなら探偵事務所に依頼する方法がおすすめ、とはよく耳にする話です。
また素人には浮気調査は無理だという意見も多く目にします。
では実際、探偵事務所が行う浮気調査とはどのようなものなのでしょうか。
この記事では、浮気調査のプロである探偵がどのような方法で浮気調査を行うのか、また自分で浮気を調べるならどのような方法があるのか、徹底解説します。
探偵が行う浮気調査の方法とは

探偵事務所や興信所が行う浮気調査の方法は「尾行」「張り込み」「聞き込み」の3つの方法です。
これは探偵業法という法律によって定められていることで、探偵事務所や興信所は、この探偵業法を順守しなければなりません。
ここでは、探偵の3つの調査方法について、くわしく解説します。
尾行
探偵の浮気調査の方法のひとつは「尾行」です。
尾行とは、相手に気づかれないように後をつけ、行動を監視する方法です。尾行中は証拠の獲得のために写真や動画撮影を行うこともあります。
対象者(ターゲット)が徒歩で移動する場合は、徒歩で尾行することになります。
また対象者が車で移動する場合には、バイクや自動車で尾行しなければなりません。
ここではそれぞれの場合について、探偵の浮気調査の方法をくわしく紹介します。
徒歩で尾行する方法
都会や街中の混雑している場所、歩行者が多い場所では、だいたい3m位の距離を保って相手に接近し、尾行することになります。
また歩行者が少ない開けた場所では10m以上の距離で尾行していきます。
尾行は、距離をあけすぎると対象者を見失ってしまいますし、近づきすぎると浮気調査がバレてしまうため、絶妙な距離感をとることが必要です。
この判断は、探偵の経験やスキルが問われる部分といえるでしょう。
また尾行の途中で対象者が電車やバス、飛行機、タクシーを利用する場合は機転を利かせて尾行を続けなければなりませんし、調査報告書を作成するために、要所要所で写真や動画を撮影しなければなりません。
徒歩で尾行する方法は、時には何時間も歩くこともあり、テクニック以外に、集中力やとっさの判断力、さらに体力も必要です。
自動車やバイク、自転車で尾行する方法
浮気調査の対象者が車で移動するときには、バイクや調査用の車両、場合によっては自転車も使用して尾行を行います。
やり方としては、対象者に気づかれないよう、また見失わないように相手の死角に入り込みながら追尾走行し、信号で捕まらないようスピードの調整もしなければなりません。
尾行中であっても交通ルールは必ず守らなければなりませんし、途中で写真や動画も撮影するため、運転テクニックと経験値が必要です。
また尾行においては、その土地の地理の知識もとても重要となります。
張り込み
探偵の張り込み方法とは、車での張り込みと立ち張り(点張り)の2種類の方法です。
それぞれの張り込み方法で、異なる探偵としてのスキルが必要になります。
ここでは、2つの張り込み方法についてくわしく解説します。
車での張り込みする方法
車の中で張り込みをする場合のポイントとして、車を長時間駐車していても問題のない、あるいは不自然ではない場所、通報されない場所で行わなければなりません。
また車での張り込み時は、基本的に人が乗っていると知られないように、エンジンを切る必要があるため、夏場や冬場は厳しい条件下で長時間待ち続けることになります。
立って張り込みする方法
立って張り込みを行う方法は、相手に絶対にバレないように立ち続けなければいけません。
その場に溶け込みつつ、また不審者と思われないように、注意しながら数時間立ちっぱなしになることもあります。
炎天下であろうと、雨であろうと、対象者から眼を話すことなく張り込みを続けます。もちろんトイレも我慢しなければいけません。
張り込みは、集中力と忍耐力が必要な調査方法といえるでしょう。
聞き込み
探偵が浮気調査を行う場合、調査対象者本人に聞き込みをする方法、対象者の関係者に聞き込みをする方法、電話で聞き込みを行う方法の3種類があります。
調査対象者本人への聞き込みの方法は、浮気調査がバレる可能性が高まるため、よほど必要に迫られない限り行いません。
3種類の聞き込み方法のうち、費用と時間の節約になる「電話での聞き込み」が、最もよく使われる聞き込み方法です。
電話での聞き込みは、相手から信用されないと情報は手に入らないため、探偵としての経験やスキルが求められます。
悪質な探偵事務所の特徴とは

探偵事務所や興信所の中には、悪質な業者も少なくありません。
パートナーの浮気を知ってショックを受けているのに、浮気調査を依頼した探偵事務所が悪質な業者だったら辛すぎます。
ここでは悪質な探偵事務所の特徴をくわしく紹介しますので、信頼できる探偵事務所を見きわめる方法として参考になさってください。
違法行為を提案する
悪質な探偵事務所は、浮気調査を行う際、調査依頼者に対して違法行為を提案することがあるので注意が必要です。
調査依頼者が、違法行為という認識が無いまま違法行為を行ってしまうケースも少なくありません。
例えば別居中のパートナー(配偶者)の自宅や会社、または不倫相手の自宅などに侵入して盗聴器などを設置するように依頼する業者も存在します。
別居中のパートナーの家や、不倫相手の家に侵入する行為は不法侵入ですかられっきとした違法行為です。
浮気調査を依頼したクライアントに対してこのような方法で不法行為の提案をする業者は紛れもなく悪質業者ですから、浮気調査を依頼する場合はこのような業者は避けましょう。
きちんと調査してくれない
悪質な探偵事務所の中には、浮気調査の契約をしておきながらきちんと調査してくれない探偵事務所もあります。
例えば、過去には次のようなトラブルが実際に起こっています。
- 虚偽の調査報告をする
- 調査費用を支払ったら連絡がとれなくなった
- 浮気調査の証拠を元に対象者を脅迫する
- 契約のキャンセルに応じてくれない
- 成功報酬型プランで浮気調査に失敗しても着手金を返金しない
高額な解約料を請求される
浮気調査を契約したものの、依頼した探偵事務所に不安があり、キャンセルをしようとしたところ高額な解約料を請求されたというケースも少なくありません。
実際に消費者センターにも多くの相談が寄せられています。
少しでも不安がある場合は、契約をするのはおすすめしません。
また契約をする際には、解約した場合の条件についてもしっかり確認しておくと安心です。
自分で浮気調査を行う方法

探偵事務所や興信所に依頼するのではなく、自分で浮気調査を行う方法を知りたい人がいらっしゃるかも知れません。
たしかに自分で浮気調査を行う方法は、探偵事務所や興信所に調査費用を支払う必要がありませんからメリットは大きそうです。
ここでは、自分で浮気調査を行う方法についてくわしく紹介します。
パートナーのスマホやパソコンのSNSの履歴をチェック
パートナーのスマホやパソコンのSNSの履歴をチェックすれば、浮気の証拠が見つかる可能性があります。
ただ、パートナーの同意を得ずにスマホやパソコンの中身を確認する方法はプライバシー権の侵害にあたります。
浮気の証拠をつかむ方法として、パートナーのスマホやパソコンの中身をチェックすることは止めた方が良いでしょう。
車内などにボイスレコーダーを仕掛け証拠をつかむ
自分で行う浮気調査の方法として、車内などにボイスレコーダーを仕掛けて証拠をつかむ方法もあります。
もしもパートナーが家族で使う車を浮気にも使っているなら、車内にボイスレコーダーを仕掛ける方法で浮気の証拠をつかめるかも知れません。
またGPS管理のできるドライブレコーダーを設置する方法もおすすめです。
ただ、パートナーが個人で使っている車にボイスレコーダーを仕掛けて録音データを得る方法はプライバシーの侵害にあたり、場合によっては損害賠償請求される恐れがあるため、避けた方が良いでしょう。
クレジットカードの明細を確認
パートナーのクレジットカードが家族カードであれば、浮気調査として明細を確認してみるのもひとつの方法です。
明細の中に、いかにもカップルで訪れそうなレストランやシティホテルなどの利用はありませんか?
パートナーのスケジュールと照らし合わせてみると、浮気の証拠につながる可能性もあります。
ただ、パートナー個人のクレジットカードの明細を見る方法はプライバシーの侵害にあたるため、避けた方が無難です。
もちろん、パートナーのお財布の中を確認することも同様です。
浮気防止アプリやグッズを使う
スマホにインストールして使う浮気防止アプリや、GPSで位置情報が分かるグッズを使うこともひとつの方法です。
パートナーのスマホに無断で浮気防止アプリをインストールする行為は、れっきとした犯罪行為ですから、これは絶対に止めましょう。
とくにスマホに勝手にアプリをインストールする行為は「不正指令電磁的記録供用罪」や「不正アクセス禁止法違反罪」にあたります。
浮気調査は正当な方法で行わなければなりません。
自分で調査を行う場合のリスクとは

自分で浮気調査(うわき調査)を行うと、いくつかのリスクが存在します。
まず、パートナーに浮気調査をしていることがバレる可能性は少なくありません。
素人が浮気調査を行うのは、なかなか難しいものです。尾行ひとつとってもパートナーがずっと尾行していたら、さすがに気づかれるでしょう。
一度浮気調査に気づかれてしまうと、その後浮気の証拠をつかみづらくなるというデメリットもあります。
また浮気調査を行う方法によっては、違法行為として相手から損害賠償請求される恐れもあるため、注意が必要です。
浮気の証拠はどうして必要なのか?

浮気調査を自分で行う場合、浮気の証拠をつかむのはなかなか難しいことがお分かり頂けたと思います。
では、浮気の証拠はどうして必要なのでしょうか。
実は浮気調査で浮気の証拠をつかむのは、離婚や慰謝料請求のためだけではありません。
浮気の証拠をつかんでおくと、パートナーが浮気相手と再婚したいと言い出せないようにすることができます。
これは自分自身を守ることでもあります。
パートナーの不倫相手の浮気の証拠があれば、パートナーは有責配偶者となり、離婚を請求することができません。
もしパートナーの浮気には腹が立つけれど、子供のことを考えると今は離婚できない、と考えているなら、浮気の証拠をつかんでおくことが大切です。
自分で行った浮気調査の証拠は慰謝料請求に使える?

自分で行った浮気調査でつかんだ証拠は、「どのような状況下でつかんだ証拠か」によって使えるかどうかが決まります。
例えば前述の「車内に仕掛けたボイスレコーダー」によって証拠をつかんだとしましょう。
家族で使う車に仕掛けたボイスレコーダーの音声なら内容によっては浮気の証拠となり得ます。
でももしパートナーが個人で使う車に仕掛けたボイスレコーダーの録音データであれば、慰謝料請求に使うことはできません。
違法行為をして得た証拠は、離婚や慰謝料請求には使えませんので注意が必要です。
離婚や慰謝料請求をするなら探偵に依頼がおすすめ

離婚や慰謝料請求を行う場合には、やはり探偵事務所や興信所に浮気調査を依頼するのがおすすめです。
離婚や慰謝料請求を行う場合には、証拠を提出しなければなりません。
自分でやる浮気調査では、なかなか「裁判などで使える証拠」をつかむことは難しいです。
また自分で浮気調査を行う場合、自分の目で浮気現場を目の当たりにすることになり、想像以上に精神的ダメージを受ける可能性があります。
信頼できる探偵事務所や興信所に浮気調査を依頼すれば、必要以上にダメージを受ける必要もありませんし、しっかりした浮気の証拠をつかんでくれるはずです。
まとめ|浮気調査ならNPO法人よつばの無料相談をご利用ください

パートナーの浮気調査をお考えなら、まずはNPO法人よつばの無料相談をご利用ください。
NPO法人よつばでは、パートナーの浮気をはじめ、さまざまなお悩みの解決のサポートを行っております。
とくにパートナーの浮気のお悩みは、なかなか友人や家族には相談しにくいものですが、第三者になら話しやすいということもあるのでしょう。
また冷静なつもりでも、人に話してみると自分がダメージを受けていることに改めて気づくこともあります。
ご相談は無料ですので、お気軽にご利用ください。