
人探し調査の相談は探偵がおすすめ。費用相場や安く抑えるポイントを解説
「学生の頃の初恋の人に会って気持ちを伝えたい。人探しの相談はどこにするのがいいだろう」
「昔仲良くしてくれたお姉さんに会って話したい。10年以上前に引っ越したっきり、どこにいるか分からない」
このようにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
人探ししたくてもどこに相談すればよいのか、費用はどれくらいかかるのか分からないことは多いですよね。
この記事では、人探しの相談先として挙げられるところを解説しています。
結論としては探偵事務所や興信所がおすすめなので、探偵事務所の料金相場や費用を安く抑える方法もご紹介しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
人探し調査の相談はどこにする

人探しの相談先として、思い浮かぶものは次の5つではないでしょうか。
- 警察
- 役所
- 友人や知人
- SNSユーザー
- 探偵事務所や興信所
それぞれがどのような状況のときに動いてくれるのか、メリットやデメリットなども解説します。
警察
警察では、事件性があると判断されない限り積極的な調査はしてもらえないでしょう。
警察で調査をしてもらうには「特異行方不明者」に当てはまらなければなりません。
特異行方不明者とは、次の条件に当てはまる場合を指します。
この規則において「行方不明者」とは、生活の本拠を離れ、その行方が明らかでない者であって、第六条第一項の規定により届出がなされたものをいう。
- 一:殺人、誘拐等の犯罪により、その生命又は身体に危険が生じているおそれがある者
- 二:少年の福祉を害する犯罪の被害にあうおそれがある者
- 三:行方不明となる直前の行動その他の事情に照らして、水難、交通事故その他の生命にかかわる事故に遭遇しているおそれがある者
- 四:遺書があること、平素の言動その他の事情に照らして、自殺のおそれがある者
- 五:精神障害の状態にあること、危険物を携帯していることその他の事情に照らして、自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがある者
- 六:病人、高齢者、年少者その他の者であって、自救能力がないことにより、その生命又は身体に危険が生じるおそれがあるもの
引用:行方不明者発見活動に関する規則 第一章 第二条
(https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=421M60400000013)
ただ、事件性がなくとも捜索届を出せば、もし見つかった場合に連絡をもらえます。
しかし「昔お世話になった人に会いたい」「初恋の人にもう一度会いたい」といった内容では捜索届が受理されない可能性が高いです。
警察に依頼するメリットとしては、無料でプロが調査してくれることといえます。
一方、事件性がなければ積極的に調査してもらえないことがデメリットでしょう。
役所
役所に人探しの相談をしても調査はしてもらえませんが、直系の親族を探している場合は、役所で住民票や戸籍謄本を参照できます。
住所が分かれば一気に調査範囲が狭まるので、尋ね人発見に繋がりやすくなるのがメリットです。
しかし、親族以外の人を探している場合一般人では戸籍謄本や住民票を確認できないため、条件が限られるのがデメリットといえるでしょう。
尋ね人の関係者
尋ね人の友人や知人など関係者に相談すれば、直接的に所在が分からなくとも手がかりはつかめるかもしれません。
また、相談した相手が知り合いに相談し、その知り合いがまた別の人に相談してくれるといったように、人伝いに調査の輪が広がっていきます。
しかし、関係者に相談するのは案外デメリットが多いです。
- 人探しをしていることを他の人に知られてしまう
- 探されていることを本人が気づき、気分を害するかもしれない
- 尋ね人が情報を教えてくれた関係者に「なぜ教えたのか」と問い詰めトラブルになる可能性がある
関係者に相談する場合は、慎重にならなければなりません。
SNSユーザー
SNSなら、事件性がなく関係者を知らない場合でも利用可能です。
調査に費用もかかりません。
また、SNSは拡散力が強いため有力な情報が手に入ることも期待できます。
しかし、SNSで相談すると尋ね人の顔や個人情報などを勝手にネット上に晒すことになるため、本人に迷惑がかかります。
探している段階ではメリットが大きいですが、もし見つかったときに尋ね人との関係が悪くなるリスクがあるでしょう。
探偵事務所や興信所
探偵事務所や興信所も、事件性がなくても相談できます。
後述しますが、探偵や興信所は人探しのプロなので、一般人ではできないような方法で人探しを行ってくれます。
ただし、次のような場合は調査に応じてもらえません。
- ストーカー目的での人探し
- DVから逃れた配偶者や恋人を探している
- 犯罪や違法行為に繋がりそうな人探し
また、費用が高いのもデメリットといえます。
しかし、事件性がなく個人的な目的でどうしても見つけたい場合は、探偵や興信所に依頼するのが近道なのでおすすめです。
探偵の人探しの方法

事件性がない場合の人探しは、探偵事務所や興信所に相談するのがおすすめだとお話しました。
理由は、一般人ではできないような調査方法で人探しを行ってくれるからということでした。
探偵や興信所は、次のようにして調査を行います。
- 情報調査
- 現地調査
1つずつ解説します。
情報調査
依頼者の持っている情報や、名簿業者のデータベースを利用して情報を調査します。
名簿業者と聞くと怪しいと思われるかもしれません。
しかし、利用するのは条件を満たし合法的に販売可能になった業者の名簿です。
名簿業者のデータベースでは、氏名の検索だけでなく生年月日が一致する人の抽出や、氏名と地域から住所の割り出しもできます。
依頼者の情報と名簿業者のデータベースをもとに、尋ね人の足跡を辿ります。
現地調査
聞き込みや張り込みを行い、尋ね人が住んでいる場所を特定します。
いつ頃からその場所に住んでいるのかを聞き出す事も可能です。
また、探偵はフットワークが軽いのも魅力で、一般人ではなかなか気軽にいけない海外にも必要があれば足を運びます。
人探しの相談や依頼をする前にまとめておくべき情報

人探しの相談や依頼をする前には、分かっている情報をまとめておきましょう。
情報は多いほうが尋ね人を見つけやすくなります。
「こんな情報は意味がなさそう」と自己判断せずに、知っている情報はできる限り全て伝えてください。
例えば、以下の情報を伝えるとよいでしょう。
- 写真(なければ外見の特徴)
- 名前
- 生年月日
- 最後に住んでいた場所
- 出身学校
- 友人の名前
- 部活
- 担任の先生の名前
- 勤務先
- 上司の名前
- よく行くお店
- 習い事
など
探偵に相談や依頼をする際の料金相場

探偵事務所の料金は幅広く、1案件10~100万円ほどが相場です。
探偵事務所はたくさんあり、プランもそれぞれ異なりますが、おおむね次のようなプランがあります。
- 時間制
- パック制
- 成功報酬制
もう少し詳しく見ていきましょう。
時間制
時間制は、1時間ごとに料金が加算されていくプランです。
調査員1名1時間で1万円前後が相場となっています。
尋ね人について持っている情報が多かったり、居場所の目星がついているなら時間制プランが効率的です。
パック制
調査員の人件費・調査に必要な機材・車両など必要料金が基本料金に含まれているプランです。
20時間30万円、30時間40万円といった風に複数の料金設定がされていることが多くあります。
パック制は、調査期間が予想できない人や長引きそうな人におすすめです。
基本的には後から追加料金がないので、安心して任せることができます。
成功報酬制
成功報酬制は、調査に成功したら報酬として料金を追加で支払うプランです。
何をもって「成功」というのかは探偵事務所によってそれぞれ異なるため、見積もり時にきちんと確認しておくことが大切です。
成功報酬制の特徴として、難易度によって料金が設けられていることが挙げられます。
成功報酬制の例
着手金 | 成功報酬 | |
---|---|---|
難易度Ⅰ | 3万3,000円~ | 16万5,000円~ |
難易度Ⅱ | 7万7,000円~ | 22万円~ |
難易度Ⅲ | 11万円~ | 33万3,000円~ |
また、着手金0円で、成功したときのみ料金を支払う「完全成功報酬制」の探偵事務所もあります。
人探しの料金を安く抑えるには

人探しを探偵に依頼する場合は、少しでも安く抑えたいですよね。
ここでは、人探しの費用を抑えるポイントを4つご紹介します。
- 相見積もりをとる
- 調査員の数を減らす
- 調査の期間を短くする
- 調査範囲を狭くする
ポイントを押さえて、少しでも安く人探しを依頼しましょう。
相見積もりをとる
最も大切なのは、相見積もりをとることです。
相見積もりとは、複数の依頼先に見積もりを出してもらい、料金や内容を比較することです。
相見積もりをとることで、同じような内容でも料金の安い探偵事務所に依頼できます。
調査員の数を減らす
調査員を減らせば、人件費を抑えられるので安く済みます。
見積もりの際に探偵事務所に相談してみましょう。
ただし、人数を減らせば調査期間が長引く可能性がありますし、人数の多いほうが調査はスムーズに進みます。
バランスの見極めが大切です。
調査の期間を短くする
人探しにかける調査の期間を短くするのも、費用を抑える1つの方法です。
調査期間が長引くと、それだけ費用も高くなります。
得られる成果は少ないかもしれませんが、探偵事務所と相談しながら調査期間の調整を行いましょう。
調査範囲を狭くする
尋ね人がどのあたりにいるのか目星がついている場合は、調査範囲を絞りましょう。
調査する場所を限定することでも料金は安くなります。
お悩みの場合はお問い合わせください

人探しは持っている情報が古ければ古いほど難易度が高いです。
一般人ではできることが限られているため、探偵などのプロに依頼するのがおすすめです。
いきなり探偵に依頼するのは抵抗があるという方は、こちらでも無料で相談にのっています。
お気軽にご連絡ください。
まとめ
人探しの相談先には、次の5つがあります。
- 警察
- 役所
- 友人や知人
- SNSユーザー
- 探偵事務所や興信所
事件性がないのなら、一般人では難しい方法で人探しを行ってくれる探偵事務所や興信所がおすすめです。
依頼前には分かっている情報をまとめておき、できる限り全ての情報を伝えましょう。
探偵に依頼する際には現在の状況を伝えて最適なプランを候補に選び、相見積もりをとることがポイントです。