
電話1本で、専門家から適切なアドバイスを受けられる離婚相談窓口を紹介
離婚を考えているけれど、どこに相談すればいいかわからない。そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
でも大丈夫。電話1本で、専門家から適切なアドバイスを受けられる窓口があります。
法的な視点からのサポートから、心理面のケアまで様々。
あなたの状況に合わせて利用できる、おすすめの電話離婚相談窓口を10選ご紹介します。
電話で離婚相談できるおすすめ窓口10選

1. 法テラス
法テラス | |
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電話番号 | 0570-078374※ナビダイヤルへは、IP電話やプリペイド携帯、海外からは通話ができません。(電話:03-6745-5600)へおかけください。 |
受付日時 | 平日の9時~21時、土曜日の9時から17時(祝日・年末年始を除く) |
利用料 | 0円 |
法テラスは、国が設立した総合案内所で、経済的に余裕のない方を対象に民事法律扶助を行っています。
収入や資産が一定基準以下の方は、無料で法律相談を受けられるほか、弁護士費用の立替えも可能。離婚問題に詳しい弁護士を紹介してもらえるのも魅力です。
30分×3回の無料相談が受けられ、専門家に気軽に相談できるのがポイントです。
電話相談の方法と流れ
まずは法テラス・サポートダイヤルに電話をかけ、オペレーターから案内を受けましょう。
収入や資産の状況を伝えると、サービスの利用可否や、弁護士の無料相談予約などを案内してもらえます。
予約の際は、電話かメールでの申し込みが必要です。当日は時間に余裕を持って電話をかけましょう。
30分の相談時間を有効に使えるよう、事前に質問事項をまとめておくことをおすすめします。
2. 弁護士会の法律相談センター
弁護士会の法律相談センター | |
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電話番号 | 0570-200-050 (都内からのみ) |
受付日時 | 10:00~16:00(月~金。ただし祝祭日を除く) |
利用料 | 無料 |
ひまわりほっとダイヤル | |
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電話番号 | 0570-001-240 |
受付日時 | 10:00〜12:00/13:00〜16:00(月曜日〜金曜日。祝日を除く) |
利用料 | 初回30分の相談が無料。 なお右記の地域では、初回30分の相談料が5,500円(税込)となります。 旭川 宮城県 栃木県 長野県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 長崎県 宮崎県 ※初回30分を超える場合の相談料については、相談担当弁護士にお問い合わせください。 |
弁護士会では、様々な法的トラブルについて、弁護士による相談を実施しています。
東京三会(東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会)では「ひまわりほっとダイヤル」を設け、15分の無料電話相談を受け付けています。
簡潔にアドバイスを求めたい方におすすめです。
対面での有料相談(30分5,000円)もあり、より詳しい相談が可能です。女性弁護士による相談もあります。
電話相談の方法と流れ
月曜から金曜の10時から16時に、専用ダイヤルに電話をかけます。
相談内容の概要を話すと、担当弁護士への取次ぎとなります。1回の相談は15分ですが、内容に応じて同じ弁護士と何度か話すこともできるでしょう。
なお、紹介された弁護士に依頼する場合は、費用が発生します。ひまわりほっとダイヤルの利用は、都内からに限られるので注意が必要です。
3. 自治体の無料法律相談
多くの自治体で、弁護士による無料の法律相談を実施しています。
いくつかの自治体では、電話での相談も受け付けています。離婚に限らず、法的トラブル全般の相談ができ、プライバシーにも配慮されているのが特徴です。
予約制の場合が多く、実施頻度は月に1~2回程度と少ないですが、身近で利用しやすい窓口といえます。女性専用の相談枠を設けている自治体もあります。
電話相談の方法と流れ
まずは、お住まいの自治体のホームページなどで、無料法律相談の概要を確認しましょう。
電話相談を実施しているかどうか、実施している場合は曜日や時間、予約方法などをチェックします。
予約が必要な場合は、定められた方法で申し込みを行います。
当日は、時間に余裕を持って電話をかけましょう。1回20分から30分程度の相談時間となるので、ポイントをまとめて話すことが大切です。
4. 母子寡婦福祉団体協議会
母子寡婦福祉団体協議会は、母子家庭や寡婦の生活支援を行っている団体です。
養育費や面会交流など、子どもの問題に焦点を当てた助言が得られるのが特徴です。
地域の支部によっては、弁護士による電話相談を実施しているところもあります。
また、母子・父子自立支援員による相談もあり、離婚後の生活面での不安にも寄り添ってもらえます。
電話相談の方法と流れ
全国の支部の連絡先は、母子寡婦福祉団体協議会のホームページに掲載されています。
お住まいの地域の支部に電話をして、弁護士の電話相談の有無や、相談方法を確認しましょう。実施している場合は、予約が必要な場合が多いです。
子どもとの面会や養育費など、聞きたいことを整理して相談に臨むことが大切です。
支部によって相談時間や頻度は異なりますが、おおむね30分から1時間程度の相談が月1回程度実施されています。
5. 東京都ひとり親家庭支援センターはあと
東京都ひとり親家庭支援センターはあと | |
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電話番号 | 03-6272-8720 |
受付日時 | 月 土 日 祝:9:00~17:30/火 水 木 金:9:00~20:30 |
利用料 | 無料 |
東京都にお住まいのひとり親家庭を対象に、離婚に関する電話相談を行っています。
養育費や面会交流、親権など、子どもに関する問題に詳しい弁護士が対応してくれるのが魅力です。
1回1時間の相談を、3回まで無料で受けられるのもポイント。
離婚を機にひとり親になる方、ひとり親としての生活での悩みを持つ方におすすめの窓口です。
電話相談の方法と流れ
まず、東京都ひとり親家庭支援センターはあとに電話をして、法律相談の予約をします。
毎週実施されていますが、予約枠には限りがあるため、早めの申し込みがおすすめです。
予約時に簡単に相談内容を伝えると、適切な弁護士を選んでもらえます。
当日は、時間に余裕をもって電話をかけましょう。
1時間じっくりと離婚相談できるので、子どもの親権や養育費、面会交流など、幅広く質問できるのがメリットです。
6. 配偶者暴力相談支援センター
配偶者からの暴力(DV)被害に悩む方を支援する公的機関です。
各都道府県に設置されており、相談支援から保護、自立支援まで、様々な取り組みを行っています。
電話相談のほか、面接相談や同行支援、緊急時の一時保護など、被害者の状況に合わせたサポートが特徴。
秘密厳守で対応してくれるため、周囲に知られたくない方も安心して利用できます。
電話相談の方法と流れ
お住まいの都道府県の配偶者暴力相談支援センターに、直接電話をかけます。
夜間や休日の対応をしているセンターもありますが、24時間対応ではない場合が多いので注意しましょう。
電話をすると、担当者から状況や希望を聞かれます。
DVの内容や頻度、怪我の有無、子どもへの影響など、できるだけ具体的に伝えましょう。
その上で、必要な支援について相談します。緊急性が高い場合は、一時保護などの提案もあります。
相談内容に応じて、法的手続きや医療機関の利用など、必要な情報提供も受けられます。
7. よりそいホットライン
よりそいホットライン | |
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電話番号 | 全国 0120-279-338/岩手県、宮城県、福島県からおかけになる場合 0120-279-226 |
受付日時 | 24時間対応 |
利用料 | 無料 |
よりそいホットラインは、社会的な孤立や経済的な問題など、様々な悩みを抱える方を支援するための電話相談窓口です。
NPO法人が国の補助を受けて運営しており、全国共通の番号で利用できるのが特徴。
生活の悩み、家族の問題、ハラスメントなど、幅広い相談を24時間365日受け付けています。
一人一人の状況に合わせて、適切な専門機関を紹介するのもポイントです。
電話相談の方法と流れ
「一般相談用電話」と「女性専用電話」が設けられており、全国どこからでもかけられます。
女性専用電話は、DVや性暴力など、女性特有の悩みに対応してくれます。
電話をかけると、オペレーターから相談内容の概要を聞かれるので、現在の悩みを簡潔に伝えます。
その後、担当の相談員につながるので、プライバシーに配慮しながら、じっくりと話を聞いてもらえます。
必要に応じて、法律や福祉など、専門的な支援窓口を案内してもらえるのも心強いです。
8. こころの健康相談統一ダイヤル
こころの健康相談統一ダイヤル | |
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電話番号 | 0570-064-556※全国どこからでも共通の電話番号に電話すれば、電話をかけた所在地の公的な相談機関に接続されます。 |
受付日時 | 18時30分~22時30分(月曜日~金曜日22時まで受付) |
利用料 | 無料 |
こころの健康相談統一ダイヤルは、メンタルヘルスの問題に対応するための電話相談窓口です。
全国共通のダイヤルで、お住まいの都道府県の公的な相談機関につながる仕組み。
離婚に伴うストレスや不安など、こころの問題を気軽に相談できるのが特徴です。
臨床心理士などの専門家が対応し、相談者に寄り添った支援を行ってくれます。
電話相談の方法と流れ
全国共通のダイヤルにかけると、音声ガイダンスが流れます。
ガイダンスに従って、お住まいの都道府県に対応するダイヤルを選択すると、各都道府県の担当窓口につながります。
担当者から相談内容を聞かれるので、離婚に伴う心理的ストレスや不安について話します。
プライバシーには十分配慮されているので、安心して悩みを打ち明けられるでしょう。
カウンセリングのほか、必要に応じて医療機関の受診を勧められることもあります。各窓口の受付時間は異なるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
9. 離婚に強い弁護士事務所
離婚問題に注力している弁護士事務所の中には、電話での無料相談を実施しているところがあります。
豊富な解決実績を持つ弁護士から、法的な視点でアドバイスがもらえるのが魅力。
財産分与や慰謝料、親権など、法的トラブルが想定される場合は、早い段階で相談するのがおすすめです。
メールやLINEでの相談に対応している事務所もあります。
電話相談の方法と流れ
まず、離婚問題に注力している弁護士事務所のホームページをチェックします。
事務所によって得意分野が異なるため、ご自身の状況に適した事務所を探すのがポイント。
無料相談の対応方法や予約の有無を確認の上、電話またはメールで申し込みます。
当日は、弁護士から相談内容の詳細を確認されるので、できるだけ具体的に伝えましょう。
法的な観点から見たアドバイスを受けられるので、今後の方針を立てる上で参考になるはずです。30分から1時間程度の相談時間となるのが一般的です。
10. NPO法人よつば
NPO法人よつば | |
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電話番号 | 050-1868-8657 |
受付日時 | 9時から19時/年中無休 |
利用料 | 無料 |
NPO法人よつばでは、不倫や浮気、離婚など、夫婦関係のトラブルに関する電話相談を行っています。
元不倫カウンセラーの代表を中心に、経験豊富なスタッフが対応。
相談者の心情に寄り添いながら、適切なアドバイスを提供してくれるのが特徴です。
年中無休で10時から18時まで離婚相談を受け付けている点も魅力。匿名での相談が可能で、安心して利用できます。
電話相談の方法と流れ
専用ダイヤルにかけると、オペレーターから氏名や連絡先、相談内容の概要などを伺います。匿名での相談も可能なので、話しにくい内容も安心して離婚相談できます。
その後、担当のカウンセラーにつながるので、抱えている悩みを話します。
不倫や浮気の事実確認、離婚に踏み切るべきかどうかの判断など、様々な相談に乗ってもらえます。
必要に応じて、弁護士や探偵などの専門家を紹介してもらえる点も心強いです。1回の相談時間の目安は20分から30分程度ですが、納得いくまで何度でも相談できます。
NPO法人よつばの無料相談はこちら
離婚相談する際の注意点

電話で離婚相談をすることは、気軽で便利な反面、いくつか注意すべき点があります。
相談者のプライバシー保護や通話料金の問題など、スムーズに離婚相談を進めるためのポイントをしっかり押さえておきましょう。
また、事前に相談内容をまとめておくことで、限られた時間を有効に活用できます。
プライバシーの確保
電話相談では、周囲に会話内容が聞こえてしまう可能性があります。
特に離婚に関する相談は、デリケートな内容を含むことが多いため、プライバシーの確保には細心の注意が必要です。
- 相談する場所は、人目につかない個室や、周囲の音が拾われにくい場所を選ぶ
- 家族や知人に相談内容を知られたくない場合は、一人で話せるタイミングを見計らう
- スピーカーフォンではなく、通常の受話器を使用する
- 相談窓口のプライバシーポリシーを事前に確認し、安心して離婚相談できる環境かどうかチェックする
通話料金の確認
電話相談は、窓口によって通話料金が異なります。
フリーダイヤルの場合は通話料金が無料ですが、一般の電話番号の場合は、相談者側に通話料金が発生します。
- 事前に、相談窓口の通話料金体系を確認する
- 携帯電話からかける場合は、通話プランによって料金が異なることを理解しておく
- 長時間の相談になりそうな場合は、固定電話からかけることを検討する
- 通話料金が高額になりそうな場合は、メールや面談での離婚相談に切り替えることも考える
相談内容のまとめと準備
電話相談では、限られた時間の中で効果的にアドバイスを得る必要があります。
事前に相談内容をまとめておくことで、スムーズに質問や悩みを伝えられます。
- 相談内容を箇条書きでメモし、優先順位をつけておく
- 相手に伝えるべき情報(結婚歴、子どもの有無、収入状況など)を整理する
- 自分の希望や目的をはっきりさせておく
- 必要な書類(婚姻届、離婚届、財産関連の資料など)を手元に用意する
事前準備を怠ると、限られた相談時間が質問内容の説明だけで終わってしまうこともあります。円滑に離婚相談を進めるためにも、入念な準備が大切です。
電話相談だけでは不安なときは

電話での離婚相談は手軽で便利な反面、話す内容や時間に制限があるため、抱えている問題が複雑な場合は物足りなさを感じるかもしれません。
また、電話では相手の表情が見えないため、意思疎通が難しいと感じる方もいるでしょう。
そんなときは、面談での法律相談やカウンセリングの利用を検討してみてください。
面談での法律相談
弁護士との面談による法律相談は、電話相談と比べてより踏み込んだアドバイスが得られるのが特徴です。
- 面談では、資料を見ながら具体的な説明を受けられる
- 弁護士から、今後の見通しや取るべき法的手段について具体的な提案がもらえる
- 対面で話すことで、弁護士との信頼関係を築きやすい
- 面談の際に、そのまま離婚手続きを依頼することもできる
ただし、面談での法律相談は有料になる場合が多いため、事前に料金体系を確認しておくことが大切です。
カウンセリングの利用
離婚に際して精神的なサポートが必要だと感じたら、カウンセリングの利用を検討しましょう。
カウンセラーは、法律の専門家ではありませんが、メンタル面でのケアに長けています。
- 心理的な不安や葛藤を打ち明けられる
- 離婚に伴うストレスへの対処法を学べる
- 今後の人生設計について一緒に考えてもらえる
- 必要に応じて、弁護士など他の専門家を紹介してもらえる
カウンセリングは、面談形式だけでなく、電話やオンラインでも受けられるため、ライフスタイルに合わせて利用できるのもメリットです。
情報収集とセカンドオピニオン
1つの相談窓口だけでは、情報が偏ってしまう可能性があります。
客観的で適切な判断をするためにも、複数の情報源から知識を得ることが大切です。
- 書籍やウェブサイトで、離婚に関する基本的な情報を収集する
- 複数の離婚相談窓口を利用し、セカンドオピニオンを求める
- 身近に離婚経験者がいれば、体験談を聞いてみる
- ただし、個人の体験談はあくまで参考程度に留め、最終的な判断は自分で行う
周囲の意見に惑わされずに、自分に合った選択をするためにも、幅広い情報収集が欠かせません。
命の危険を感じるのなら迷わず警察に相談を
もし配偶者から暴力をふるわれたり、生命の危険を感じたりするようなことがあれば、ためらわずに警察に相談してください。
- 緊急の場合は、迷わず110番通報する
- 一時的な避難が必要な場合は、警察に保護を求める
- 配偶者からの接近禁止を求める場合は、警察に相談する
- 状況に応じて、医療機関での受診や証拠の保全も検討する
配偶者からの暴力は犯罪です。一人で抱え込まずに、周囲の助けを求めることが重要です。
警察は、被害者の安全確保を最優先に対応してくれるはずです。
まとめ:一人で抱え込まず、専門家のサポートを活用しよう

離婚問題は一人で抱え込まず、ぜひ専門家の力を借りて解決への道を探りましょう。
法的なアドバイス、心のサポート、生活面での支援など、様々な観点から助言してくれる離婚相談窓口が見つかったはずです。
特に、どこに相談したらいいのか迷っている方は、経験豊富なスタッフが親身に対応してくれるNPO法人よつばの無料離婚相談から始めてみてはいかがでしょうか。