鹿児島市で離婚問題について無料相談できるところは?有料相談との違いも解説
鹿児島市には、離婚や夫婦の問題を無料で相談できる窓口がいくつかあり、多くの人が利用しています。
離婚や夫婦の問題で無料相談を利用する方の目的は、さまざまです。
例えば、浮気をした配偶者からいくら位慰謝料が請求できるか知りたい、という方もいれば、子どもの親権をとられないためにはどうすれば良いのかアドバイスが欲しい、という方もいます。
というのも、離婚には法律に関連した問題がつきもので、知識がないともらえるものをもらい損ねたり、必要以上に財産をとられたりする恐れがあるのです。
今回の記事では、鹿児島市にお住まいの方が離婚や夫婦問題で利用できる相談窓口を3つ紹介します。
それぞれの特徴を併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
鹿児島市で離婚や夫婦の問題を無料で相談できる窓口3選!
鹿児島市で離婚や夫婦の問題を相談する場合、法律に関連することであっても、いきなり弁護士事務所に足を運ぶのは敷居が高すぎる、と感じる人は少なくありません。
また、弁護士事務所がどんな風に相談に乗ってくれるのかを見極めたいという方もいるでしょう。
ここでは、鹿児島市にお住まいの方が利用できる無料相談窓口を3つ紹介します。
それぞれの窓口の特徴やメリット・デメリットも併せて紹介しますので、無料相談を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
鹿児島市 市民相談センター(弁護士が対応)
鹿児島市役所内にある市民相談センターでは、鹿児島市弁護士会所属の弁護士による完全予約制の無料相談を実施しています。
こちらの無料相談は、月、火、水、金曜日の13~16時に行われており、無料相談は面談の他にZoomでのオンライン面談でも可能です。
鹿児島市市民相談センターでは、離婚相談以外にも税務や登記、相続などの法律に関わる問題の無料相談を実施しています。
法律相談以外は当日予約ができますので、混同しないように注意しましょう。
また鹿児島市市民相談センターの法律相談は、鹿児島市弁護士会の弁護士が持ち回りで担当することから、自分が予約した日に離婚問題に強い弁護士が担当になるかどうかは分かりません。
その他の注意点としては、相談時間は30分程度しかないため、事前に離婚や夫婦の問題で質問したいことをリスト化し、優先順位をつけておくと、大事なことから漏れなく相談できるでしょう。
鹿児島市市民相談センター | 〒892-8677 鹿児島市山下町11番1号 |
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電話番号 | 099-216-1205 |
対応 | 鹿児島県弁護士会の会員弁護士 |
相談方法 | 面談 / Zoomによるオンライン面談 |
相談時間 / 回数 | 1人30分 / 年度内で1回のみ |
メリット | 弁護士に法律関連の無料相談が可能 |
デメリット | 相談時間が30分と短い。その場で依頼できない。離婚問題に詳しい弁護士にあたるかは分からない |
法テラス鹿児島(無料には一定の基準あり)
鹿児島市にある法テラス鹿児島でも、離婚や夫婦の法律に関わる問題を無料相談できます。
ただ法テラスは経済的に苦しい方を対象にしているため、法テラスが定めた基準を超えるある程度収入や資産をお持ちの方は、ご利用ができません。
鹿児島市にお住まいで、離婚や夫婦の問題について法テラスの無料相談をご利用頂ける目安を紹介しておきます。
家族人数 | 収入基準 | 資産基準 |
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1人 | 182,000円 | 180万円以下 |
2人 | 251,000円 | 250万円以下 |
3人 | 272,000円 | 270万円以下 |
4人 | 299,000円 | 300万円以下 |
上記の表は鹿児島市にお住まいの方の基準ですが、住宅ローンや家賃がある方は考慮してもらえますので、基準を満たしているか判断がつかない場合には、法テラスに問い合わせてみることをおすすめします。
なお、基準を満たす場合は法テラスのホームページのリンクから法律相談の予約が可能です。
鹿児島市市民相談センター | 〒892-0828 鹿児島市金生町4番10号 アーバンスクエア鹿児島ビル6階 |
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電話番号 | 0570-078366(受付時間:平日9時から17時) |
対応 | 鹿児島県弁護士会の弁護士 |
相談方法 | 面談 / 電話 |
相談時間 / 回数 | 基準を満たせば30分/ 3回まで可能 |
メリット | 基準を満たせば弁護士の無料相談を3回利用できる |
デメリット | 制限時間が30分と短い。離婚や夫婦の問題に強い弁護士が担当するとは限らない。法律に関連することしか相談できない |
鹿児島県弁護士会の無料法律相談
鹿児島市内にある鹿児島弁護士会でも、法律に関する無料相談ができます。
弁護士会の無料相談は、相談内容によって日程が組まれており、離婚相談の場合は毎週木曜日の13:00~16:00が相談日です。
離婚や夫婦の問題について無料相談を予約する際には、公式ホームページで公開されている法律相談カレンダーを確認して、電話で予約するようにしましょう。
なお、有料の離婚相談は随時受けつけていますので、弁護士の依頼を決めている方はカレンダーを確認する必要はありません。
鹿児島市市民相談センター | 〒892-0815 鹿児島市易居町2番3号 |
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電話番号 | 0570-078366(受付時間:平日9時から17時) |
対応 | 鹿児島県弁護士会の弁護士 |
相談方法 | 面談 |
相談時間 / 回数 | 初回30分のみ。初回が延長した場合、また2回目以降は30分5,500円の費用がかかります |
ホームページ | https://www.kben.jp/muryo_soudan_calendar/ |
メリット | 基準を満たせば弁護士の無料相談を3回利用できる |
デメリット | 制限時間が30分と短い。離婚や夫婦の問題に強い弁護士が担当するとは限らない。法律に関連することしか相談できない |
費用0円の無料相談と有料の弁護士への相談は何が違う?依頼時のメリットやデメリットを解説
鹿児島市で弁護士に離婚や夫婦の問題を相談する場合、費用が0円の無料相談と、相談料を支払う相談では何か違いがあるのでしょうか。
結論から言えば、無料相談と有料相談には明確な違いがあります。
離婚相談ができる窓口について、有料で相談するところと無料相談が可能なところをメリットとデメリットも含めて表にまとめましたので、ご覧ください。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
無料相談 | 弁護士事務所を訪ねていくより抵抗が少ない。弁護士から離婚問題の法的なアドバイスが無料で受けられる。依頼前に弁護士の人となりや仕事ぶりを知ることができる | 同じ内容で2回以上相談することはできない。離婚手続きの代行や離婚協議書のチェックなど、調査や作業を伴うことは依頼できない |
有料相談 | 相談のみで離婚や夫婦の問題が解決する可能性がある。同じ内容での相談も可能 | 相談だけでも弁護士費用がかかる。依頼の内容によっては、高額な費用を支払う必要が出てくる。 |
上記の表にあるとおり、同じように離婚や夫婦の問題を相談する場合でも、無料相談では「できないこと」が明確になっています。
有料の相談では、犯罪行為につながる恐れがあるような依頼でない限り、断られる可能性は低いでしょう。
無料相談の場合、報酬や利益が見込めないケースだと依頼を断られることもあるようです。
鹿児島市で離婚や夫婦の問題を相談する場合には、無料相談と有料相談のメリットとデメリットを踏まえた上で、自分に合う方法で相談先を決めることをおすすめします。
【鹿児島市】誰に相談したら良いか迷っている方にもおすすめ!次の記事ではNPO法人よつばの無料相談窓口をご紹介
鹿児島市には無料相談窓口がいくつかあるものの、離婚や夫婦のトラブルはデリケートな問題であるため、なかなか人に相談しにくい、という人は少なくないでしょう。
複数の無料相談が可能な窓口を利用すれば、費用をかけることなく離婚手続きに必要な法律の知識が身に着くかも知れませんが、その度最初から離婚を決意するに至った経緯を話すのも苦痛です。
では誰に相談したら良いのか、と迷っている方には、何度でも無料相談が可能なNPO法人よつばをおすすめします。
NPO法人よつばは専門カウンセラーがいる無料相談所で、ボランティアで活動していることから相談費用がかかりません。
次の記事ではNPO法人よつばの無料相談窓口を紹介しておりますので、そちらもぜひ併せて読んでみてください。