京都で離婚の無料相談窓口をお探しなら!窓口4選と利用時の注意点も解説
京都で離婚問題を相談できる機関はいくつかあります。
離婚問題を扱う弁護士が担当する無料相談や、電話で法律相談ができる機関など特徴もさまざまです。
今回の記事では、京都で離婚の無料相談ができるおすすめの機関や窓口を紹介します。
京都で離婚についてお悩みの方や相談先をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
京都市で離婚などの夫婦問題を無料相談できる機関や場所4選!
京都市には、離婚などの夫婦問題を無料相談できる機関や場所がいくつかあります。
中には利用にあたって条件があるところもあるため、注意が必要です。
ここでは、京都市で離婚などの夫婦の問題を無料相談できる機関や窓口を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
①京都市消費生活総合センター
京都市消費生活総合センターは、通常多重債務や相続などのお悩みについての無料相談が行われている場所です。
ただ定期的に平日の夜間に京都市役所の市民法律相談の会場として使用され、離婚をはじめとする日常生活のトラブルについて、弁護士に電話で無料相談ができます。
この無料相談は完全予約制で、一般的な電話や来所による予約の他に、インターネット予約も可能です。
相談時間が20分と短いため、事前の準備をしっかり行なう必要があります。
また無料相談の場で仕事や問題解決の依頼をすることはできません。
担当の弁護士に依頼したい場合には、自身で弁護士事務所を探して改めて依頼することになります。
京都市消費生活総合センター | 〒604-8588 京都市中京区西堀川通御池下る西三坊堀川町521 中京区総合庁舎3階 |
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電話番号 | 075-366-3349 |
メリット | 弁護士に電話で離婚の無料相談ができる。電話、来所の他インターネット予約が可能。夜間に相談できる |
デメリット | 事前予約が必要。利用が平日の夜間に限られる。相談時間が20分と短い。その場で仕事や問題解決を依頼することはできない。京都市在住の人のみ利用可能 |
②各区役所・支所(弁護士が対応)
京都市では、各区役所・支所で弁護士による完全予約制の無料相談が行なわれており、離婚問題について相談できます。
予約は電話か来所、インターネットで行なわれますが、大変人気が高く、相談日の前の週の木曜日午前9時に予約の受けつけが始まると同時に予約が埋まってしまう状況です。
こちらの無料相談は毎週水曜日の午後に対面で行なわれます。
無料相談の場では仕事や問題解決の依頼をすることはできません。
担当の弁護士に離婚手続きを依頼するには、自身で弁護士事務所を探し、改めて問い合わせを行なう必要があります。
京都市の各区役所・支所 | 各区役所・支所 |
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電話番号 | 各区役所・支所(要確認) |
メリット | 弁護士に離婚について対面で無料相談ができる。インターネット予約が可能 |
デメリット | 事前予約が必要。利用が平日の午後に限られる。相談時間が20分と短い。その場で仕事や問題解決を依頼することはできない |
③法テラス京都(無料相談には一定基準あり)
法テラス京都でも弁護士による無料相談が行なわれていますが、利用できるのは収入や資産が一定基準以下の方です。
この基準額はお住まいの地域や家族の人数によって異なります。
京都市の場合の基準額を表にまとめましたので参考にしてください。
家族人数 | 収入基準 | 資産基準 |
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1人 | 200,200円 | 180万円以下 |
2人 | 276,100円 | 250万円以下 |
3人 | 299,200円 | 270万円以下 |
4人 | 328,900円 | 300万円以下 |
法テラスは経済的に苦しい状況にある方を救済するため、収入や資産が一定の基準以下の方に対して無料の法律相談を行なっています。
上記の金額は基本的なもので、実際には住宅ローンの金額なども考慮されるため、条件を満たすかどうか不明な場合は、法テラス京都に問い合わせてみるのが確実です。
法テラス京都 | 〒604-8187 京都市中京区御池通東洞院西入笹屋町435 京都御池第一生命ビルディング3階 |
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電話番号 | 0570-078-332 |
メリット | 条件を満たせば、弁護士に離婚問題の無料相談ができる |
デメリット | だれでも利用できるわけではない。条件を満たしているか確認が必要なため、すぐに利用できない |
④京都府ひとり親家庭自立支援センター(条件あり)
京都府ひとり親家庭自立支援センターでは、離婚に伴う手続きや養育費などについて弁護士に相談できます。
ただし法律相談の利用には次の条件を満たしていなければなりません。
- 京都市在住で養育費や離婚の手続きで悩んでいること
- 法律相談の前にひとり親家庭自立支援センターの面談を受けていること
条件を満たせば、京都市内の離婚や養育費のトラブルを扱う弁護士の無料相談が利用できます。
京都府ひとり親家庭自立支援センター(南部センター) | 〒601-8047 京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ東館2階 マザーズジョブカフェ内 |
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電話番号 | 075-662-3773 |
メリット | 離婚や養育費を扱う弁護士に無料相談できる。相談時間が50分と長い。保育ルームがあるので子ども連れで利用できる |
デメリット | 事前に面談が必要。平日の午後しか利用できない |
ひとり親家庭自立支援センターの法律相談は相談時間が50分あり、保育ルーム完備のため子供連れで利用できる点がメリットです。
また離婚や養育費を扱う弁護士が担当するため、知りたい情報が得られる可能性が高いこともメリットといえるでしょう。
ただ事前に面談が必要なため、すぐに弁護士に相談したい方にはおすすめできません。
初めて無料相談を利用する場合の注意点は?
初めて無料相談を利用する場合、いくつか注意したいポイントがあります。
まず最も注意したいのが「相談時間を有効に使うこと」です。
無料相談は20~30分に設定されていることが多く、事前にしっかり準備しておかないと質問したいことを考えるだけでどんどん時間が過ぎてしまいます。
そのため無料相談の前には、次のようなものを準備しておきましょう。
- 離婚したい理由をまとめる
- 浮気が原因で離婚する場合は、不貞行為の証拠
- 夫婦の財産や収入がわかるもの
- 子どもがいる場合、親権や養育費に対する考えをまとめておく
- 質問したいことを優先順位をつけてまとめておく
離婚問題で無料相談を利用する場合は、事前にしっかり準備しておくことが大切です。
まずはお気軽に電話で話したい方は、NPO法人に相談するのもおすすめ!次のページで詳しく解説
離婚は人生における大きな決断ですから、弁護士への無料相談と並行して専門カウンセラーのいるNPO法人に相談するのもおすすめです。
弁護士に相談する場合、法律に関することや離婚手続きが中心になりますが、離婚について悩む方の中には、離婚すべきかどうか迷っているケースも少なくありません。
実際に専門カウンセラーに相談した方の何割かは離婚せず、夫婦関係の修復を選択しています。
離婚することに少しでも迷いがある場合、まずは気持ちを楽にして専門カウンセラーに相談してみませんか。
専門カウンセラーに相談できるNPO法人については、次のページで詳しく解説します。