横浜市で離婚相談可能な窓口を無料のものも含めて6つ紹介
離婚するにあたって法律に関わる問題で悩みを抱える人は少なくありません。
横浜市にはそんなときに利用できる離婚相談窓口がたくさんありますが、それらにはそれぞれ異なる特徴があり、中には利用する際に条件を満たす必要があるものもあるため注意が必要です。
今回は横浜市で離婚をお考えの方のために離婚相談窓口を6つ紹介します。
それぞれの窓口では相談可能な内容、利用条件、またどんなメリット・デメリットがあるのか分かりやすく解説しますのでぜひ参考にしてください。
横浜市(神奈川県)の離婚相談窓口6選
離婚でお悩みの方の多くは離婚の意志が既に固まっていて法的な手続きや法律で守られた権利について弁護士事務所に離婚相談したいとお考えのようです。
ただ弁護士事務所に離婚相談するのは費用が心配、という方も少なくありません。
ここでは横浜市で離婚相談可能な窓口を無料のものも含めて6つ紹介します。
それぞれの特徴や料金の相場、メリット・デメリットを併せて解説しますので横浜市で離婚相談をお考えの方はぜひ参考にしてください。
市民相談室
横浜市の市民相談室では弁護士や司法書士、行政書士などの相談窓口があり、離婚相談では一般的な質問を弁護士に無料で相談できます。
このような市民相談室は全国の市役所や区役所で行っておりますので、横浜市以外の地域にお住まいの方は一度自治体に確認してみましょう。
横浜市の離婚相談は電話での相談や休日の相談が可能ですが、自治体によっては平日のみ、面談での離婚相談のみのところもありますから注意しましょう。
横浜市の市民相談室は予約すれば電話か対面で離婚に関する法的な相談が可能という手軽さから大変人気がありますが、その分予約がとりづらく相談時間や相談回数に制限がある点がデメリットです。
また横浜市の市民相談室では弁護士が持ち回りで相談に対応するため、離婚問題を専門に扱う弁護士にあたるとは限りません。
女性の弁護士に相談したい、とか逆に男性の弁護士が良いといった希望はできません。
また1回の相談時間が25分と短いため、横浜市の市民相談室で離婚相談をする際には質問したいことを事前にまとめておき重要なことから質問する、といった方法で相談時間を有効に利用しましょう。
相談できる場所 | 横浜市庁舎3階市民相談室 |
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相談方法 | 対面・電話 |
電話番号 | 045-671-2306 |
予約 | 必須(1週間前から電話か市役所窓口で可能) |
料金 | 無料 |
相談時間 | 25分 |
相談回数の上限 | 1年度に2回(1年度は4月~翌年3月) |
メリット | 無料で弁護士に相談できる。ひとり親への公的支援なども相談できる |
デメリット | 相談時間が短く回数に上限がある。離婚手続き書類のチェックや作成は依頼できない |
法テラス
法テラスは国が設立した法的トラブルの総合案内所です。
法的トラブルにお困りの方の問題解決に適切な窓口を紹介してくれます。
法テラスでは経済的にお困りの方を対象としているため、収入や資産が一定額以下の人は弁護士事務所への無料離婚相談が可能です。
横浜市在住で法テラスの離婚相談を利用できる方の収入の条件を表にまとめましたので参考にしてください。
法テラスでは利用条件を満たした方に弁護士費用の立て替えも行っています。
離婚調停や離婚裁判で弁護士事務所に依頼したくても経済的に難しい、という方は一度法テラスに相談してみてはどうでしょうか。
弁護士費用の立て替えを利用するには収入や資産の条件に加えて「勝訴の見込みがないとはいえないこと」という条件を満たしていることを審査で認められる必要があります。
ご自分が弁護士事務所への離婚相談や弁護士費用の立て替えの条件を満たすかどうかは法テラスにご確認ください。
相談できる場所 | 法テラス神奈川(横浜市中区山下町2 産業貿易センタービル10F)または法テラスと提携している弁護士事務所など |
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相談時間 | 午前相談 毎週火・木曜日 9時30分から11時30分 午後相談 毎週月~金曜日 13時15分から16時00分 |
相談方法 | 対面・電話 |
電話番号 | 0570-078308 |
予約 | 必須(電話かWEBで予約) |
料金 | 利用条件を満たせば無料 |
相談時間 | 30分 |
相談回数の上限 | 1つの問題につき3回まで |
メリット | 利用条件を満たせば無料で法律相談や弁護士費用の立て替えも可能。法テラスと提携している弁護士に直接連絡することも可能 |
デメリット | 利用条件を満たさないと利用できない |
神奈川県弁護士会(法律相談センター)
横浜市にある神奈川県弁護士会は横浜駅西口、横浜駅東口、関内の3か所の法律相談センターで離婚相談を行っています。
法律相談センターでは離婚に関わる法律問題に特化した相談を行っており、無料ではないものの担当した弁護士事務所にそのまま依頼することができる点がメリットです。
また離婚相談を担当するのは離婚問題の実績が複数回ある弁護士や離婚の研修を受けた弁護士なので安心して離婚相談ができるでしょう。
なお弁護士を依頼する際の料金は依頼する弁護士や弁護士事務所により異なります。
これは2004年4月に弁護士会が定めた報酬基準が撤廃され弁護士が自由に報酬を決められるようになったためです。
弁護士に依頼する場合は直接弁護士事務所に料金を確認しましょう。
相談場所 | 横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店6階 他 |
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相談方法 | 電話予約(毎日 10:30~19:00)か法律相談インターネット予約システム |
電話番号 | 045-451-9648 |
予約 | ー |
料金 | 5,000円 |
相談時間 | 45分以内 |
相談回数の上限 | ー |
メリット | オンラインでの離婚相談も可能。離婚相談を担当した弁護士にそのまま依頼できる。高齢者の場合派遣での離婚相談も可能 |
デメリット | 無料ではない。 |
市民相談センター(行政書士)
横浜の市民相談センターは神奈川県行政書士会が開設した無料相談所で、一般的な内容であれば離婚相談や質問に無料での電話対応をしてもらえます。
また希望があれば弁護士事務所の紹介も可能です。
面談での離婚相談を希望している方にはおすすめできませんが、電話で気軽に相談できるメリットがあります。
相談日時 | 毎週 火・水・木曜日13:00~16:00 (祝祭日・年末年始お休み) |
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相談方法 | 電話のみ |
電話番号 | 045-228-8985 |
予約 | ー |
料金 | 無料 |
相談時間 | 30分程度 |
相談回数の上限 | ー |
メリット | 無料で行政書士に相談できる。相談回数の制限なし |
デメリット | 離婚相談できる日や時間が限られている |
ベリーベスト法律事務所 横浜オフィス
ベリーベスト法律事務所横浜オフィスは横浜市神奈川区にある弁護士事務所でこれまでに100,000件以上の離婚相談の実績があります。
初回の離婚相談は1時間無料で、そのまま依頼することも可能です。
離婚する際には財産分与や慰謝料、親権や養育費といった法律問題が少なからず生じますから、パートナーとの話し合いがまとまらない場合は弁護士事務所に依頼する方が解決しやすいでしょう。
また弁護士事務所に離婚の手続きを任せた場合、パートナーや浮気相手とのやり取りを自分でする必要がなくなり精神的なストレスを受けずに済みます。
ただ弁護士事務所に依頼する場合にはまとまった費用が必要になるため、支払いが可能かどうか冷静に判断することが大切です。
相談場所 | 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町3-33-8 アーバンセンター横浜ウエスト10階 |
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相談方法 | 電話、面談 |
電話番号 | 0120-152-069 |
予約 | 電話かメールで問い合わせる |
料金 | 初回無料 |
相談時間 | 60分 |
相談回数の上限 | 初回のみ無料 |
メリット | 離婚問題に強い弁護士に無料で相談できる。テレビ電話での相談も可能でそのまま依頼に進むこともできる |
デメリット | 依頼するとなるとまとまった費用が必要 |
横浜で離婚相談窓口を利用する際の注意点
横浜市で離婚相談窓口を利用する場合、いくつか注意したいことがあります。
まず横浜市に限らず離婚相談は相談できる時間が限られているため、時間を有効に使わないと非常にもったいないです。
そのため離婚相談の際には次のような点に注意しましょう。
- 冷静に状況を説明する
- 質問したい項目を優先順位をつけてまとめておく
- 自分にとって不利な事実も正直に話す
- アドバイスを受けたことは素直に受け止める
- 離婚問題の目的を決めておく
1.冷静に状況を説明する
離婚問題を人に話す時にはどうしても感情的になりがちですが、離婚相談ではできるだけ冷静に状況や事実を説明することが大切です。
自分の感情やパートナーの悪口ばかり話していては情報提供やアドバイスができません。
離婚相談を有効に利用するには努めて冷静に話し、有益なアドバイスが受けられるようにしましょう。
2.質問したい項目を優先順位をつけてまとめておく
離婚相談は相談時間が限られており、相談票を記入する時間も相談時間に含まれている窓口もあります。
そのため短い相談時間を有効に活用するには事前に質問したい項目を優先順位をつけてまとめておくことが大切です。
優先順位をつけておかないと大事な質問ができないまま相談時間が終了してしまうかもしれません。
どうしても聞きたい質問を〇で囲むなどして聞き忘れがないように注意しましょう。
3.自分にとって不利な事実も正直に話す
離婚するにあたって、パートナーだけが悪いという状況はそれほど多くありません。
人は自分にとって不利な事実を隠したがる傾向がありますが、離婚相談の際には事実をありのままに話すようにしましょう。
事実を隠したままでは適切なアドバイスが受けられず、結果的に損をすることになりかねません。
離婚相談をする場合には自分にとって不利な事実も正直に話すことで最善の方法をアドバイスしてもらいましょう。
4.アドバイスを受けたことは素直に受け止める
離婚相談をする場合、弁護士やカウンセラーからアドバイスを受けることがあります。
その際大切なことはいったん素直に受け止めることです。
自分の望んだアドバイスでないと素直に受け取れない人は意外と多く、結果として何も解決しないケースは少なくありません。
もちろん弁護士やカウンセラーのアドバイスが必ず的を射ているとはいえませんが、その意見も数ある解決策のひとつと考えましょう。
複数の離婚相談窓口を利用してみて色んな人の意見を聞いてみると、そこから自分にとっての最善策を見つかるはずです。
そのためにも離婚相談で受けたアドバイスは「なるほど、そういう解決策もあるのか」と素直に受け止めましょう。
5.離婚相談の目的を決めておく
離婚相談の際には目的を決めておくことが大切です。
離婚の意志が固まっていない場合、離婚相談で何を聞けば良いのか分からなくなってしまうことも考えられます。
自分自身がどうしたいのか分かっていないと相談を受ける側もアドバイスが難しいでしょう。
もちろん離婚相談で話を聞くうちに自分の気持ちが整理されて自分がどうしたいのかが見えてくることもありますから、そんな時はまずカウンセラーのいる無料相談などを利用するのもひとつの方法です。
NPO法人よつばならお電話やWEBにて匿名でご相談いただけます
NPO法人よつばは横浜にお住まいの方もその他の地域にお住まいの方も利用できる無料相談所です。
専門カウンセラーが常駐するNPO法人よつばは電話やWEBから匿名でご相談が可能ですから、離婚に至る事情を第三者にあまりくわしく知られたくない方でも安心して離婚相談して頂けます。
離婚の意志が固まっておらず、できれば夫婦関係を修復したいとお考えでしたらご夫婦でのカウンセリングも可能です。
相談回数にとくに制限がないため何度でも無料でご相談が可能ですし、ご希望によって離婚問題に強い弁護士事務所を紹介することもできます。
横浜市の離婚相談窓口のうち、どこに離婚相談すべきか迷っている方はNPO法人よつばにお気軽にご相談ください。
NPO法人よつばの無料相談はこちら
記事まとめ
今回は横浜市で離婚相談できる窓口を紹介しました。
横浜には自治体や弁護士事務所を含めたくさんの相談窓口があるため、便利な反面どこに相談すれば良いのか分からずお困りの方も多いでしょう。
協議離婚で解決するのが一番理想的ではありますが、財産分与や子どもの親権といった法律の絡む問題があり話し合いが拗れることも珍しくありません。
今回紹介した横浜の離婚相談窓口はそれぞれ異なるメリットがありますから、状況に応じてぜひご活用ください。
まず気持ちの整理をつけたいという方やどこに相談すべきか決められない方にはNPO法人よつばの無料相談をおすすめします。
離婚相談窓口を利用して一日も早い離婚問題の解決を目指しましょう。