1. 家出した人を残された持ち物から探す方法とは?
家出した人を残された持ち物から探す方法とは?
家出した人を残された持ち物から探す方法とは?

家出人の持ち物の共通点と捜索方法を解説

数年前、夜間に街で遊んでいた中学生の子供が事件に巻き込まれたケースがありました。

彼らの場合は家出ではありませんでしたが、学生であっても主婦であっても、家出中に事件に巻き込まれる可能性は決して低くありません。

そのため家族や大切な人が家出した場合には、早急に捜索を始めることが大切です。

この記事では、家出をする人が残していった持ち物から捜索の手がかりや本人を探す方法をくわしく解説します。

目次

家出をする人の持ち物とは?

家出をする人の持ち物とは?

家出をする人はどんな持ち物を準備して家出をするのでしょうか。

家出をする理由はそれぞれ違っても、家出をする場合の持ち物には共通点があります。

そのため、家出の際の持ち物によっては「プチ家出」のつもりなのか、長期の家出の可能性があるのか、おおよその判断が可能です。

ここでは家出をする人の持ち物と、残していくものをくわしく紹介します。

家出をする人の持ち物リスト

家出をする人の持ち物リスト

家出をする人の持ち物をリストにまとめました。

家族の所在が突然分からなくなった場合、これらのものが持ち出されていたときは家出の可能性を疑うべきかも知れません。

現金(お金)やキャッシュカード、通帳など

家出をした場合、食費はもちろん、泊る所や交通費などのお金がかかります。

そのため長期的な家出や失踪の場合の持ち物には、まとまったお金が必要です。

例えば宿泊費ひとつとっても、友人や知人の所に泊めてもらえばお金はかかりませんが、居場所が知られてしまう可能性があるため、大人が家出をする場合はインターネットカフェやビジネスホテルを利用することが考えられます。

食費などにも毎日お金がかかりますから、喧嘩などが理由で突発的に家を出る場合でない限り、お金を持たずに家出をすることは少ないでしょう。

運転免許証などの身分証明書

長期的に家出や失踪をする場合の持ち物として、身分証明になる運転免許証やパスポートなども挙げられます。

お金が必要でバイトをする場合でも、住居を借りる場合でも身分を証明できるものは必ず必要です。

そのため、それらの身分証明書を持たずに家出をした場合は、長期的に家出をするつもりがないか、トラブルに巻き込まれた可能性も考えられますから早急に捜索することをおすすめします。

会社の社員証

会社の社員証

家出した家族が社会人で会社の社員証を持ち出している場合、少なくとも会社を辞める気持ちはないことになります。

この場合には、会社の帰りを待って、ゆっくり話し合う時間を作るのが最善の方法でしょう。

決して感情的にならず、家出の原因や、根本的な解決に向けた改善策について話し合うことが大切です。

保険証

家出中に体調が悪くなることがあるかも知れませんから、長期で家出をする場合の持ち物として保険証も必要でしょう。

家出自体にお金がかかる上に、保険証が無いと医療費が全額負担になってしまうためです。

また定期的に飲んでいる薬がある場合にも、処方箋を出してもらうためには保険証が必要になります。そのため、家出の際の持ち物には保険証が含まれる可能性は高いでしょう。

洋服

長期的な家出を考えた場合の持ち物として、洋服は夏服と冬服を数点ずつ必要になります。家出をした後の無駄な出費はできるだけ避けたいはずですから、着の身着のままで飛び出すことは考えにくいです。

逆に着の身着のままで飛び出した場合は、衝動的な理由からの家出の可能性が高いため、早急に捜索して家出の原因を根本的に解決することをおすすめします。

PC・タブレット

最近の家出の持ち物にはPCやタブレットが含まれることが多くなっています。

PCやタブレットはバイトを探す際の情報収集や、移動する際の時刻表や地図検索などをするのに非常に便利なためです。

家出をする際に充電器やモバイルバッテリー、ケーブル類も一緒に持ち出されていた場合には、長期的な家出を計画していると判断した方が良さそうです。

家出をする人が残していく物

家出をする人が残していく物

ここからは逆に家出をする人が持ち物に含めず、家に残していく物を紹介します。

普段は必要な物を家に残していくのは、家出をする際には持ち物に含めるとデメリットがあるためです。そのため、傍に置いていた携帯やスマホを残して家族の所在が分からなくなった場合には、家出かトラブルに巻き込まれたことを疑うべきかも知れません。

携帯電話・スマホ

普段は無いと困る携帯電話やスマホですが、家出の際には家に残していくケースが多いです。

これは、GPS機能により居場所を特定されることを避けるためですが、他に「心配した家族から連絡が入るのを防ぐため」でもあります。

また長期で家出をする場合には電話料金を支払うことができず、結局使えなくなることも携帯やスマホを持ち物に入れない理由のひとつです。

残された持ち物から行方を捜す方法

残された持ち物から行方を捜す方法

残された持ち物には家出をした人の行方を捜す手がかりが残されている可能性があります。ここでは家出した人の行方を捜す手がかりを持ち物から探す方法、またその手がかりから本人を捜索する方法を紹介します。

これを読めば、家族が家出をした場合に何を確認すれば良いのか、また家に残された持ち物から本人の所在の手がかりを探す方法が分かるようになります。

携帯電話・スマホ

前述のように家出の際は携帯電話やスマホを持ち出さないケースが多いため、家に残されている可能性が高いです。

携帯電話やスマートフォンの中にはアドレス帳のリストやメール、LINEなどのSNSの履歴やコメントなどの手がかりが残っている可能性がありますので、もし本人の持ち物である携帯電話やスマホが残されていた場合には、手がかりになるデータが無いか確認してみましょう。

そこから交友関係や行先に関連した手がかりが掴めるかも知れません。ただし最近ではスマホ決済が増えているため、必ずしも携帯やスマホを自宅に残していくケースばかりではなくなっています。

カレンダーや日記、手帳など

家出が計画的なものである場合、カレンダーや日記に手がかりが残されている可能性があります。家出した後の日付で予定が書かれていたり、行先などが記されていたりするかも知れません。

日記が残されているなら、家出した理由が書かれている可能性もあります。家出した本人のこれらの持ち物があれば、中身をしっかり確認してみましょう。

手紙や遺書

手紙や遺書

家出をする場合、手紙を残していく場合があります。

自分の意志で家出をした場合は、行方不明者届を出しても警察は積極的に捜索してくれません。この場合は自分で捜索するか、探偵事務所や興信所に依頼する必要があります。

また悩みを抱えて自殺を考えているようなケースでは、遺書を残していく可能性もあるでしょう。

もしも遺書が部屋から見つかった場合には、警察にすぐに相談しに行くことをおすすめします。これは自殺の可能性がある家出の場合、警察がすぐに捜索を開始してくれる可能性があるためです。

ゴミ

部屋のごみ箱を調べてみましょう。家出の理由や、持ち物リスト、持ち出すお金や家出した後の行先などの手がかりが残されているかも知れません。

何でもないようなものが大事な情報である場合もあります。人探しのプロである探偵事務所や興信所に捜索を依頼した場合、捨てられたゴミから家出の情報が見つかる可能性も決して低くないでしょう。

PC(パソコン)

もしも家出した家族の持ち物であるPCが残されている場合、インターネットの履歴などから家出の手がかりが掴めるかも知れません。

宿泊先の手配や、公共交通機関の時刻表などを調べた履歴が残っている可能性があります。

また、家出の行先につながる手がかりや家出の理由などが残されているかも知れません。ただしログインパスワードが設定されている場合には、むやみに触らず、プロに任せた方が安心です。

何も無くなっていない場合は即警察へ

家族がいつまで経っても帰宅しないため、家出を疑って部屋を確認してもとくに普段と変わりなく、持ち物も無くなっていない場合には、事件や事故に巻き込まれた可能性があります。

事件性が疑われる場合には警察が積極的に捜索してくれる可能性がありますから速やかに警察に相談するのがおすすめです。

早期発見は初動が肝心な理由について

家出人を早期発見するには、初動が肝心です。

警察庁生活安全局生活安全企画課が発表した「令和2年における行方不明者の状況」を見ても、行方不明者の発見は行方不明者届を出した当日が一番多いことが分かっています。

家出人や行方不明者の発見は、捜索が遅くなるほど発見できる可能性が低くなるため、早急に捜索を始めることが大切です。

家出人の年齢別で見る捜索のポイント

家出人の年齢別で見る捜索のポイント

家出した人の年齢によって、捜索のポイントや危険性は異なります。

警察にどのタイミングで行方不明者届を出すのか、あるいは探偵事務所や興信所に依頼するべきなのかを判断する必要があるでしょう。

ここでは、家出した人を無事に発見するために注意すべきポイントをくわしく解説します。

子どもが家出した場合(中学生くらいまで)

中学生くらいまでの子供が家出した場合、すぐに警察に行方不明者届を出すことをおすすめします。

これは子どもが家出した状態で外にいる場合、その時間が長くなるほど犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性が高いためです。

子供と連絡が取れない場合や、普段の帰宅時間を過ぎても帰ってこない場合には事故やトラブルに巻き込まれているかも知れません。

子どもが帰宅しない場合、警察に相談すれば事件性を疑い、捜索してくれる可能性が高いです。

子どもが家出した場合(高校生~)

高校生や大学生くらいになると、連絡なしで友達の家に外泊することもあるでしょう。

それに慣れてしまい、無断外泊が当たり前になってしまうと、万が一家出やトラブルであった場合、対応が遅れる可能性があります。

普段からコミュニケーションはしっかり取るようにし、外泊する時の連絡は必ず入れるよう徹底することが大切です。

家出してパパ活するケースが急増

家出少女が「パパ活」をするケースがここ数年で急増しています。

「パパ活」とは、経済的に余裕がある男性と食事やデートをする代わりに、お金などをもらうことをいいますが、家出少女の場合、住居を提供してもらうケースが多いです。

パパ活にもstepがあり、食事やデートに比べて住居の提供は危険度が高くなります。

現代の子供たちはSNSで知らない人とつながることに抵抗が無いため、深く考えずにパパ活をしてしまい、危険な目に遭う可能性がありますから注意が必要です。

夫や妻が家出した場合

ある日家に帰ったら夫や妻が書き置きを残していなくなっていた、という場合であれば、計画的な家出の可能性が高いです。離婚届に印鑑を押したものを置いて家出するケースも少なくありません。

部屋を確認して前述の持ち物(通帳や運転免許証、洋服など)が無くなっていれば、帰って来るつもりがないことも考えられます。

離婚したい、というケースも多いですが、書き置きの内容によっては自殺の可能性もありますから、警察に相談しに行くのが良いでしょう。

もしも携帯やスマホを持って出て行ったのなら、「探して欲しい」気持ちもあるはずですから、何度も連絡を入れてみることをおすすめします。

連絡がついた場合は、決して「離婚する」と感情的に言い出したりせず、冷静に話し合い、非があれば素直に謝る姿勢が大切です。

なお、子連れで家出した場合には実家か友人の家にいる可能性が高いでしょう。この場合もほったらかしにせず、夫婦で冷静に話し合うことが大切です。

警察に相談する場合

警察に相談する場合

家族が家出して警察に相談しに行くと、行方不明者届を出すことになりますが、家出の経緯や状況に応じて「一般家出人」または「特異行方不明者」のどちらかと判断されます。

一般家出人 自分の意志で家出し、特に事件性がないケース
特異行方不明者 事件や事故に巻き込まれた可能性、あるいは自殺の可能性があるケース

一般家出人と判断されてしまうと、警察のデータベースに登録はしてもらえますが積極的な捜索はされません。

その場合は自分で家出した家族を探すか、探偵事務所や興信所に捜索を依頼することになります。

家出は発見した後が大切

家出は発見した後が大切

住み慣れた家を出る、というのはよっぽどの理由があると推察されます。そのため、家出をした場合、発見した後の心のケアが大変重要です。

「とにかく家に連れ戻す」というような方法では、根本的な解決にならないため家出がくり返される可能性が高いでしょう。

探偵事務所や興信所に家出の捜索を依頼する場合、会社によっては発見後に必要な精神的なサポートやカウンセリングを任せられるところもあります。

まとめ|NPO法人よつばの無料相談をご利用ください

大切な家族や恋人が家出してしまったら、途方に暮れてしまうことでしょう。でもあなたが迅速に捜索を始めることで、すぐに見つかる可能性もあるのです。

もしかしたら家出かも、と思ったら、まずはNPO法人よつばの無料相談をご利用ください。

家出かどうか確信が持てないけれど不安で仕方ない場合には、専門のアドバイザーにご相談頂ければ、お話を伺って最善策をアドバイス致します。

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この記事では、家出した人の持ち物から推測できる目的、残した物から入手できる情報、そして持ち物から捜索する方法を解説します。
家出した人を残された持ち物から探す方法とは?
家出した人を残された持ち物から探す方法とは?

家出人の持ち物の共通点と捜索方法を解説

数年前、夜間に街で遊んでいた中学生の子供が事件に巻き込まれたケースがありました。

彼らの場合は家出ではありませんでしたが、学生であっても主婦であっても、家出中に事件に巻き込まれる可能性は決して低くありません。

そのため家族や大切な人が家出した場合には、早急に捜索を始めることが大切です。

この記事では、家出をする人が残していった持ち物から捜索の手がかりや本人を探す方法をくわしく解説します。

目次

家出をする人の持ち物とは?

家出をする人の持ち物とは?

家出をする人はどんな持ち物を準備して家出をするのでしょうか。

家出をする理由はそれぞれ違っても、家出をする場合の持ち物には共通点があります。

そのため、家出の際の持ち物によっては「プチ家出」のつもりなのか、長期の家出の可能性があるのか、おおよその判断が可能です。

ここでは家出をする人の持ち物と、残していくものをくわしく紹介します。

家出をする人の持ち物リスト

家出をする人の持ち物リスト

家出をする人の持ち物をリストにまとめました。

家族の所在が突然分からなくなった場合、これらのものが持ち出されていたときは家出の可能性を疑うべきかも知れません。

現金(お金)やキャッシュカード、通帳など

家出をした場合、食費はもちろん、泊る所や交通費などのお金がかかります。

そのため長期的な家出や失踪の場合の持ち物には、まとまったお金が必要です。

例えば宿泊費ひとつとっても、友人や知人の所に泊めてもらえばお金はかかりませんが、居場所が知られてしまう可能性があるため、大人が家出をする場合はインターネットカフェやビジネスホテルを利用することが考えられます。

食費などにも毎日お金がかかりますから、喧嘩などが理由で突発的に家を出る場合でない限り、お金を持たずに家出をすることは少ないでしょう。

運転免許証などの身分証明書

長期的に家出や失踪をする場合の持ち物として、身分証明になる運転免許証やパスポートなども挙げられます。

お金が必要でバイトをする場合でも、住居を借りる場合でも身分を証明できるものは必ず必要です。

そのため、それらの身分証明書を持たずに家出をした場合は、長期的に家出をするつもりがないか、トラブルに巻き込まれた可能性も考えられますから早急に捜索することをおすすめします。

会社の社員証

会社の社員証

家出した家族が社会人で会社の社員証を持ち出している場合、少なくとも会社を辞める気持ちはないことになります。

この場合には、会社の帰りを待って、ゆっくり話し合う時間を作るのが最善の方法でしょう。

決して感情的にならず、家出の原因や、根本的な解決に向けた改善策について話し合うことが大切です。

保険証

家出中に体調が悪くなることがあるかも知れませんから、長期で家出をする場合の持ち物として保険証も必要でしょう。

家出自体にお金がかかる上に、保険証が無いと医療費が全額負担になってしまうためです。

また定期的に飲んでいる薬がある場合にも、処方箋を出してもらうためには保険証が必要になります。そのため、家出の際の持ち物には保険証が含まれる可能性は高いでしょう。

洋服

長期的な家出を考えた場合の持ち物として、洋服は夏服と冬服を数点ずつ必要になります。家出をした後の無駄な出費はできるだけ避けたいはずですから、着の身着のままで飛び出すことは考えにくいです。

逆に着の身着のままで飛び出した場合は、衝動的な理由からの家出の可能性が高いため、早急に捜索して家出の原因を根本的に解決することをおすすめします。

PC・タブレット

最近の家出の持ち物にはPCやタブレットが含まれることが多くなっています。

PCやタブレットはバイトを探す際の情報収集や、移動する際の時刻表や地図検索などをするのに非常に便利なためです。

家出をする際に充電器やモバイルバッテリー、ケーブル類も一緒に持ち出されていた場合には、長期的な家出を計画していると判断した方が良さそうです。

家出をする人が残していく物

家出をする人が残していく物

ここからは逆に家出をする人が持ち物に含めず、家に残していく物を紹介します。

普段は必要な物を家に残していくのは、家出をする際には持ち物に含めるとデメリットがあるためです。そのため、傍に置いていた携帯やスマホを残して家族の所在が分からなくなった場合には、家出かトラブルに巻き込まれたことを疑うべきかも知れません。

携帯電話・スマホ

普段は無いと困る携帯電話やスマホですが、家出の際には家に残していくケースが多いです。

これは、GPS機能により居場所を特定されることを避けるためですが、他に「心配した家族から連絡が入るのを防ぐため」でもあります。

また長期で家出をする場合には電話料金を支払うことができず、結局使えなくなることも携帯やスマホを持ち物に入れない理由のひとつです。

残された持ち物から行方を捜す方法

残された持ち物から行方を捜す方法

残された持ち物には家出をした人の行方を捜す手がかりが残されている可能性があります。ここでは家出した人の行方を捜す手がかりを持ち物から探す方法、またその手がかりから本人を捜索する方法を紹介します。

これを読めば、家族が家出をした場合に何を確認すれば良いのか、また家に残された持ち物から本人の所在の手がかりを探す方法が分かるようになります。

携帯電話・スマホ

前述のように家出の際は携帯電話やスマホを持ち出さないケースが多いため、家に残されている可能性が高いです。

携帯電話やスマートフォンの中にはアドレス帳のリストやメール、LINEなどのSNSの履歴やコメントなどの手がかりが残っている可能性がありますので、もし本人の持ち物である携帯電話やスマホが残されていた場合には、手がかりになるデータが無いか確認してみましょう。

そこから交友関係や行先に関連した手がかりが掴めるかも知れません。ただし最近ではスマホ決済が増えているため、必ずしも携帯やスマホを自宅に残していくケースばかりではなくなっています。

カレンダーや日記、手帳など

家出が計画的なものである場合、カレンダーや日記に手がかりが残されている可能性があります。家出した後の日付で予定が書かれていたり、行先などが記されていたりするかも知れません。

日記が残されているなら、家出した理由が書かれている可能性もあります。家出した本人のこれらの持ち物があれば、中身をしっかり確認してみましょう。

手紙や遺書

手紙や遺書

家出をする場合、手紙を残していく場合があります。

自分の意志で家出をした場合は、行方不明者届を出しても警察は積極的に捜索してくれません。この場合は自分で捜索するか、探偵事務所や興信所に依頼する必要があります。

また悩みを抱えて自殺を考えているようなケースでは、遺書を残していく可能性もあるでしょう。

もしも遺書が部屋から見つかった場合には、警察にすぐに相談しに行くことをおすすめします。これは自殺の可能性がある家出の場合、警察がすぐに捜索を開始してくれる可能性があるためです。

ゴミ

部屋のごみ箱を調べてみましょう。家出の理由や、持ち物リスト、持ち出すお金や家出した後の行先などの手がかりが残されているかも知れません。

何でもないようなものが大事な情報である場合もあります。人探しのプロである探偵事務所や興信所に捜索を依頼した場合、捨てられたゴミから家出の情報が見つかる可能性も決して低くないでしょう。

PC(パソコン)

もしも家出した家族の持ち物であるPCが残されている場合、インターネットの履歴などから家出の手がかりが掴めるかも知れません。

宿泊先の手配や、公共交通機関の時刻表などを調べた履歴が残っている可能性があります。

また、家出の行先につながる手がかりや家出の理由などが残されているかも知れません。ただしログインパスワードが設定されている場合には、むやみに触らず、プロに任せた方が安心です。

何も無くなっていない場合は即警察へ

家族がいつまで経っても帰宅しないため、家出を疑って部屋を確認してもとくに普段と変わりなく、持ち物も無くなっていない場合には、事件や事故に巻き込まれた可能性があります。

事件性が疑われる場合には警察が積極的に捜索してくれる可能性がありますから速やかに警察に相談するのがおすすめです。

早期発見は初動が肝心な理由について

家出人を早期発見するには、初動が肝心です。

警察庁生活安全局生活安全企画課が発表した「令和2年における行方不明者の状況」を見ても、行方不明者の発見は行方不明者届を出した当日が一番多いことが分かっています。

家出人や行方不明者の発見は、捜索が遅くなるほど発見できる可能性が低くなるため、早急に捜索を始めることが大切です。

家出人の年齢別で見る捜索のポイント

家出人の年齢別で見る捜索のポイント

家出した人の年齢によって、捜索のポイントや危険性は異なります。

警察にどのタイミングで行方不明者届を出すのか、あるいは探偵事務所や興信所に依頼するべきなのかを判断する必要があるでしょう。

ここでは、家出した人を無事に発見するために注意すべきポイントをくわしく解説します。

子どもが家出した場合(中学生くらいまで)

中学生くらいまでの子供が家出した場合、すぐに警察に行方不明者届を出すことをおすすめします。

これは子どもが家出した状態で外にいる場合、その時間が長くなるほど犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性が高いためです。

子供と連絡が取れない場合や、普段の帰宅時間を過ぎても帰ってこない場合には事故やトラブルに巻き込まれているかも知れません。

子どもが帰宅しない場合、警察に相談すれば事件性を疑い、捜索してくれる可能性が高いです。

子どもが家出した場合(高校生~)

高校生や大学生くらいになると、連絡なしで友達の家に外泊することもあるでしょう。

それに慣れてしまい、無断外泊が当たり前になってしまうと、万が一家出やトラブルであった場合、対応が遅れる可能性があります。

普段からコミュニケーションはしっかり取るようにし、外泊する時の連絡は必ず入れるよう徹底することが大切です。

家出してパパ活するケースが急増

家出少女が「パパ活」をするケースがここ数年で急増しています。

「パパ活」とは、経済的に余裕がある男性と食事やデートをする代わりに、お金などをもらうことをいいますが、家出少女の場合、住居を提供してもらうケースが多いです。

パパ活にもstepがあり、食事やデートに比べて住居の提供は危険度が高くなります。

現代の子供たちはSNSで知らない人とつながることに抵抗が無いため、深く考えずにパパ活をしてしまい、危険な目に遭う可能性がありますから注意が必要です。

夫や妻が家出した場合

ある日家に帰ったら夫や妻が書き置きを残していなくなっていた、という場合であれば、計画的な家出の可能性が高いです。離婚届に印鑑を押したものを置いて家出するケースも少なくありません。

部屋を確認して前述の持ち物(通帳や運転免許証、洋服など)が無くなっていれば、帰って来るつもりがないことも考えられます。

離婚したい、というケースも多いですが、書き置きの内容によっては自殺の可能性もありますから、警察に相談しに行くのが良いでしょう。

もしも携帯やスマホを持って出て行ったのなら、「探して欲しい」気持ちもあるはずですから、何度も連絡を入れてみることをおすすめします。

連絡がついた場合は、決して「離婚する」と感情的に言い出したりせず、冷静に話し合い、非があれば素直に謝る姿勢が大切です。

なお、子連れで家出した場合には実家か友人の家にいる可能性が高いでしょう。この場合もほったらかしにせず、夫婦で冷静に話し合うことが大切です。

警察に相談する場合

警察に相談する場合

家族が家出して警察に相談しに行くと、行方不明者届を出すことになりますが、家出の経緯や状況に応じて「一般家出人」または「特異行方不明者」のどちらかと判断されます。

一般家出人 自分の意志で家出し、特に事件性がないケース
特異行方不明者 事件や事故に巻き込まれた可能性、あるいは自殺の可能性があるケース

一般家出人と判断されてしまうと、警察のデータベースに登録はしてもらえますが積極的な捜索はされません。

その場合は自分で家出した家族を探すか、探偵事務所や興信所に捜索を依頼することになります。

家出は発見した後が大切

家出は発見した後が大切

住み慣れた家を出る、というのはよっぽどの理由があると推察されます。そのため、家出をした場合、発見した後の心のケアが大変重要です。

「とにかく家に連れ戻す」というような方法では、根本的な解決にならないため家出がくり返される可能性が高いでしょう。

探偵事務所や興信所に家出の捜索を依頼する場合、会社によっては発見後に必要な精神的なサポートやカウンセリングを任せられるところもあります。

まとめ|NPO法人よつばの無料相談をご利用ください

大切な家族や恋人が家出してしまったら、途方に暮れてしまうことでしょう。でもあなたが迅速に捜索を始めることで、すぐに見つかる可能性もあるのです。

もしかしたら家出かも、と思ったら、まずはNPO法人よつばの無料相談をご利用ください。

家出かどうか確信が持てないけれど不安で仕方ない場合には、専門のアドバイザーにご相談頂ければ、お話を伺って最善策をアドバイス致します。

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