1. 主婦が家出する主な原因や行き先は?捜索方法も解説
主婦が家出する主な原因や行き先は?捜索方法も解説
主婦が家出する主な原因や行き先は?捜索方法も解説

主婦は家出してどこ行く?行き先や原因並びに捜索方法を紹介

夫が浮気相手の彼女と家出してしまった。

息子が借金を抱えて行方をくらました。

大学生の子供が就職浪人となり、書き置きを残していなくなった。

家族が突然家を出てしまったら、居ても立っても居られなくなり、警察に駆け込む人も多いでしょう。

でも多くの場合、警察は家出(失踪)した人を積極的に探すことはありません。これはなぜなのでしょうか。

この記事では、家出人を警察が探さない(捜査しない)理由と、家出(失踪)した家族を早急に見つける最適な捜索方法をくわしく解説します。

目次

コロナ禍で行動が制限され、気軽にママ友とランチというわけにもいかない昨今は、ストレス発散もできず、気持ちが落ち込んで家出を決行する主婦もいます。特に専業主婦にその傾向があります。

主婦の家出も2、3日のプチ家出なら心配ありませんが、何日も戻らない場合は深刻です。

ここでは、主婦が家出する原因と、主婦が選びがちな行き場所を紹介し、家で出来る捜索方法から探偵に依頼する方法、さらに警察に届け出る方法まで具体的に解説しています。

主婦の家出だから行くとこないだろう、主婦だからそのうち帰ってくるだろうと楽観視することなく、この記事を参考に早めに捜索を開始してください。

主婦(妻・母)が家出をする主な原因は?

主婦(妻・母)が家出をする主な原因は

家庭を守る役目の主婦が家を出ていくということは、積もり積もった悩みがあるからにほかなりません。主婦の家出はその悩みを解決するための1つの方法と見ることができます。

主婦の家出の原因は専業主婦か兼業主婦かによって異なります。ここでは専業主婦に多い原因を挙げてみましょう。

  • 夫との不仲:性格の不一致や価値観の相違による夫婦げんか、夫の浮気、仕事優先で家庭を顧みない、DV(ドメスティックバイオレンス:家庭内暴力)、モラハラ(モラルハラスメント:精神的虐待)など。
  • 義父母と折合いが悪い:特に夫の母親がうるさく干渉する。夫は見て見ぬふりをするか母親の味方をする。
  • 家事・育児のストレス:夫が家事・育児に協力しない。子供の教育に関しても妻に任せっきり。
  • 介護疲れ:食事もトイレも一人でできない老親または夫の介護で、24時間身も心も休まるときがない。
  • 自分の不倫:女性の不倫は、子育てが一段落したころで、ホルモンバランスが変化する40代に急増するというデータがある。

なお、高齢主婦で認知症のある方の徘徊による家出についてはここでは除外しています。

主婦が家出したとき家族はどうする?

主婦が家出したとき家族はどうする?

主婦(妻・母親)が外出したきりいつまでも戻ってこないとき、夫や子供は事故か事件に巻き込まれたのではとオロオロするばかりでしょう。

早く警察に届け出なければと思いがちですが、ただ「捜してください」と頼んでも警察は動いてはくれません。

主婦が家出をしたという証拠や捜索する手がかりとなるものが必要です。それには、まず下記のような点を確認することが大切です。

家出か失踪かを判断する

家出はある日突然行方がわからなくなる状態を指しますが、状況によって「家出」と「失踪」に分類されます。

家出は、自分の意思で、前もって準備をして計画的に家から出て行くことで、家族にも出て行った理由が思い当たる場合に用いる言葉です。

一方の失踪は、さらに計画的失踪と突発的失踪に分けられます。

計画的失踪:自分の抱えているトラブルから逃れるために、あらかじめ持ち物の準備などをして計画的に出て行くパターン。

書き置きや遺書などを残していることが多く、自殺の危険性も高くなります。また、主婦が不倫相手と駆け落ちしたという場合も計画的失踪と言えます。慰謝料請求や離婚調停など、民事的な解決を図るのであれば、早めに状況を把握する必要があります。

突発的失踪:本人に家出をする意思はないのに突然姿を消してしまうもので、下記のようなことに当てはまる場合は突発的失踪と判断されます。

  • 書き置きや遺書などは一切ない
  • 携帯電話や財布など持ち物がそのまま置いてある
  • 本人の部屋が普段通りで、整理された様子がない
  • パソコンに家出や自殺に関する情報を検索した履歴がない

遺書などから計画的失踪と判断できたり、持ち物などから突発的失踪とわかり、主婦の命が危ないと判断した場合は、直ちに警察に届け出る必要があります(警察への届出の仕方については後章で詳述)。

事件性が低い主婦の家出は、まず自分たちで捜してみる

主婦が家出した理由・動機が推測できて、自殺の恐れはないと思われる場合は、残された家族で捜してみましょう。捜索開始は早いほどよく、時間が経過するにつれて見つかる確率が低下していきます。

実家など行きそうな場所を当たってみる

実家など行きそうな場所を当たってみる

家出をした人は、とりあえず宿泊可能な場所を確保する必要があるため、行き先はある程度限られます。年代や立場によって異なりますが主婦は以下のような場所を選ぶ傾向があります。

実家

実家に戻ることが多く、特に子供を連れて家出した場合は実家が圧倒的に多くなります。

ただし、家出の原因が夫にある場合は、実家の親は娘(妻)の味方をして本当のことを教えてくれないことも。妻の実家を訪ねる際はその点をわきまえておくべきでしょう。

独身の友人宅

実家に頼れない主婦が次に選ぶことが多いのは独り暮らしの友人宅です。友人の都合を優先する必要があるため、長期間滞在することは考えられません。

ネットカフェ

個室でシャワー付きのネットカフェは、一時的な滞在先として年齢・男女を問わず利用者の多い場所です。

ホテル

お金に余裕がある主婦の場合はホテルを選ぶケースもあります。

シティホテル、ビジネスホテル、カプセルホテル、ラブホテルなどがありますが、その中でも比較的料金が安くてアメニティ用品もそろったビジネスホテルや、低料金で気軽に泊まれるカプセルホテルを選ぶ人が多いようです。

そのほか、車でどこ行くあてもなく出て行き、行き着いた田舎の民宿で数日過ごしたというケースもあります。

SNSを活用するのもおすすめ

SNS(Twitter、Facebook、Instagram、LINEなど)を使って家出した主婦の情報を集める方法もあります。

中でもFacebookは実名登録が原則で、ユーザーの年齢層も幅広いため、家出人捜しに適したツールといわれています。

Facebookを利用する場合は、家出人の本名、出身地、出身校、勤務先などのプロフィールから検索する方法と、友達リストから探す方法があります。

Facebookに登録していない主婦でも、主婦の友人・知人のアカウントが見つかれば、メッセージを送って本人に関する情報を得ることが可能です。

家出した主婦は探偵にも捜索依頼可能

家出した主婦は探偵にも捜索依頼可能

主婦が行きそうな場所を捜しても見つからず、家出してから5日以上経ってしまった場合は、迷わず探偵事務所に依頼しましょう。

探偵というと、犯罪捜査や浮気調査が専門といったイメージを持つ方も少なくないようですが、大半の探偵事務所は主婦や子供の家出人捜査も引き受け、問題解決に向けてサポートしています。

探偵事務所の捜索料金体系

探偵事務所の料金体系には①「基本料金+成功報酬型」②「完全成功報酬型」⓷「パック料金型」④「時間料金型」があります。

①の基本料金は着手金のことで契約した時点で支払う金額、成功報酬は家出人が見つかった際に支払う金額です。

捜索が失敗に終われば成功報酬金は発生しません。

②は捜索が成功しなければ基本料金も払う必要がありませんが、成功した場合は報酬金が高額になります。

③パック料金は「20時間30万円」など、捜索時間と金額が初めから決まっているタイプ。一定額以上の料金が発生しない点がメリットですが、予定より早く解決した場合は割高になる点がデメリットです。

④は1時間10,000円のように時間単価が決まっているもの。一定額以上の料金が発生しない点がメリット。調査時間が長引くほど料金が高額になる点がデメリットです。

家出人捜しは浮気調査に比べると長期に及ぶことが多く、また、必ず成功するという保証もありません。そうしたことを考え併せると、成功報酬型が家出人捜しには適していると言えます。

家出人捜索の料金は、どのタイプも探偵の人数や用いる機材などによっても異なってくるため「この金額が相場」と言うことができませんが、成功報酬型の場合は50万円以上と考えるといいでしょう。

探偵に依頼するメリットは?

探偵に依頼すると高額な料金がかかりますが、高いだけのメリットがあります。経験豊富で独自の調査ルートを持つ探偵に依頼すれば、行方不明になって数年も経つような難易度の高い案件もスピーディに解決してもらえます。

探偵事務所に依頼するときは、料金の安さを基準にしないで、探偵の人数が多く、全国展開している大手の事務所を選ぶことをおすすめします。

捜索する探偵を2人に増やせば捜す速度が2倍になり、捜索範囲も拡大しますから、成功率を高めることにつながります。

警察に届出をする場合に注意したいこと

警察に届出をする場合に注意したいこと

主婦の家出の原因が夫婦げんかや不倫など個人的なことで事件性が低い場合は、警察は届出をしても「民事不介入」の原則を理由に本格的な捜査を行うことがありません。

しかし、届出をしておけば、家出人の情報が警察庁のデータベースに登録されます。その情報は全国の警察で共有されるため、パトロールや交通取締まりの際などに見つけられる可能性がありますから、主婦の家出の場合も届出を提出しておくとでいいでしょう。

主婦が遺書を残していたときや、家出の原因がわからない突発的失踪で自殺や殺人など命の危険がある場合は、警察は「特異行方不明者」と判断してすぐに捜索を開始します。

行方不明者届の提出の仕方

家出人探しを依頼するための届出を以前は「捜索願」と呼んでいましたが、2010年から「行方不明者発見活動に関する規則」が施行され、「家出人」は「行方不明者」に、「捜索願」は「行方不明者届」に変更されました。

行方不明者届を提出できる人:配偶者、婚約者、内縁関係にある人、親族、保護者、雇用主、家出人の福祉関係に従事している人など。どんなに親しい間でも友人は届けることができません。

届出先:①家出人の住所地または直前までの居住地を管轄する警察署 ②家出人が行方不明になった場所を管轄する警察署 ③届出人の住所地を管轄する警察署。この3つのうちのいずれか。

必要なもの:家出人の顔や体形がよくわかる写真、届出人の身分証(運転免許証やパスポートなど)と印鑑。

家出した主婦に関する情報については、記入用紙を渡されますから、そこにできるだけ詳しく、わかりやすく記入します。

「行方不明者届不受理届」がある

「行方不明者届不受理届」がある

「行方不明者届不受理届」とは、家出人が警察に「家族などから行方不明者届が出されたとき、それを受理しないでください」と届け出るものです。つまり、居場所を知られたくないので捜さないでほしいという家出人の意思表示です。不受理届が出されると、警察はその意思を尊重して捜索を行いません。

行方不明者届不受理届は家出人ならだれでも出せるものではなく、以下のように定められています。

行方不明者届不受理届ができる人

  • 配偶者などからDVやモラハラを受けている被害者。元恋人からのストーカー被害に遭っている人。
  • 他の家族から子供への虐待がひどく、子供を守るために子連れで家出をしている人

行方不明者届不受理届ができない人

  • 未成年者
  • 親兄弟や親族、雇用主などから借金して返済せずに家出した人

これでわかるように、行方不明者届不受理届は家出人を犯罪被害から守るために設けられた制度で、ただ逃げたいだけという人には適用されないのです。

なお、行方不明者届不受理届という定型書式はありません。届出をするときは、警察署の生活安全課の窓口に出向いて事情を説明し、正当な理由であると認められたときに手続きをすることになります。

【まとめ】

【まとめ】

主婦に限らず家出人の捜索は、警察に届出をしても事件性がない場合は捜してもらえません。

それに対し探偵は事件性の有無に関係なく、すぐに捜査を開始します。

子供の家出と違って大人の家出は主婦であっても自殺や犯罪に巻き込まれる恐れがありますから、捜索のエキスパートである探偵に依頼することを検討してみましょう。

どの探偵事務所に依頼すればよいかわからないという方は、「NPO法人よつば」にご相談ください。よつばでは実績豊富で信頼のできる探偵事務所をご紹介します。

主婦の家出が金銭がらみで弁護士の力を借りたいという場合は、専門の弁護士をご紹介します。

家出や失踪でお悩み方専用の「緊急無料相談ダイヤル」を設けて、24時間365日受け付けていますので、ご都合の良いときにいつでもご利用ください。

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この記事では、主婦が家出をする場合、主な原因やよく行く場所などを紹介しています。もし、妻や母が家出してしまった場合の参考にしてみて下さい。また、主婦が失踪した場合の捜索方法についても具体的に解説しています。
主婦が家出する主な原因や行き先は?捜索方法も解説
主婦が家出する主な原因や行き先は?捜索方法も解説

主婦は家出してどこ行く?行き先や原因並びに捜索方法を紹介

夫が浮気相手の彼女と家出してしまった。

息子が借金を抱えて行方をくらました。

大学生の子供が就職浪人となり、書き置きを残していなくなった。

家族が突然家を出てしまったら、居ても立っても居られなくなり、警察に駆け込む人も多いでしょう。

でも多くの場合、警察は家出(失踪)した人を積極的に探すことはありません。これはなぜなのでしょうか。

この記事では、家出人を警察が探さない(捜査しない)理由と、家出(失踪)した家族を早急に見つける最適な捜索方法をくわしく解説します。

目次

コロナ禍で行動が制限され、気軽にママ友とランチというわけにもいかない昨今は、ストレス発散もできず、気持ちが落ち込んで家出を決行する主婦もいます。特に専業主婦にその傾向があります。

主婦の家出も2、3日のプチ家出なら心配ありませんが、何日も戻らない場合は深刻です。

ここでは、主婦が家出する原因と、主婦が選びがちな行き場所を紹介し、家で出来る捜索方法から探偵に依頼する方法、さらに警察に届け出る方法まで具体的に解説しています。

主婦の家出だから行くとこないだろう、主婦だからそのうち帰ってくるだろうと楽観視することなく、この記事を参考に早めに捜索を開始してください。

主婦(妻・母)が家出をする主な原因は?

主婦(妻・母)が家出をする主な原因は

家庭を守る役目の主婦が家を出ていくということは、積もり積もった悩みがあるからにほかなりません。主婦の家出はその悩みを解決するための1つの方法と見ることができます。

主婦の家出の原因は専業主婦か兼業主婦かによって異なります。ここでは専業主婦に多い原因を挙げてみましょう。

  • 夫との不仲:性格の不一致や価値観の相違による夫婦げんか、夫の浮気、仕事優先で家庭を顧みない、DV(ドメスティックバイオレンス:家庭内暴力)、モラハラ(モラルハラスメント:精神的虐待)など。
  • 義父母と折合いが悪い:特に夫の母親がうるさく干渉する。夫は見て見ぬふりをするか母親の味方をする。
  • 家事・育児のストレス:夫が家事・育児に協力しない。子供の教育に関しても妻に任せっきり。
  • 介護疲れ:食事もトイレも一人でできない老親または夫の介護で、24時間身も心も休まるときがない。
  • 自分の不倫:女性の不倫は、子育てが一段落したころで、ホルモンバランスが変化する40代に急増するというデータがある。

なお、高齢主婦で認知症のある方の徘徊による家出についてはここでは除外しています。

主婦が家出したとき家族はどうする?

主婦が家出したとき家族はどうする?

主婦(妻・母親)が外出したきりいつまでも戻ってこないとき、夫や子供は事故か事件に巻き込まれたのではとオロオロするばかりでしょう。

早く警察に届け出なければと思いがちですが、ただ「捜してください」と頼んでも警察は動いてはくれません。

主婦が家出をしたという証拠や捜索する手がかりとなるものが必要です。それには、まず下記のような点を確認することが大切です。

家出か失踪かを判断する

家出はある日突然行方がわからなくなる状態を指しますが、状況によって「家出」と「失踪」に分類されます。

家出は、自分の意思で、前もって準備をして計画的に家から出て行くことで、家族にも出て行った理由が思い当たる場合に用いる言葉です。

一方の失踪は、さらに計画的失踪と突発的失踪に分けられます。

計画的失踪:自分の抱えているトラブルから逃れるために、あらかじめ持ち物の準備などをして計画的に出て行くパターン。

書き置きや遺書などを残していることが多く、自殺の危険性も高くなります。また、主婦が不倫相手と駆け落ちしたという場合も計画的失踪と言えます。慰謝料請求や離婚調停など、民事的な解決を図るのであれば、早めに状況を把握する必要があります。

突発的失踪:本人に家出をする意思はないのに突然姿を消してしまうもので、下記のようなことに当てはまる場合は突発的失踪と判断されます。

  • 書き置きや遺書などは一切ない
  • 携帯電話や財布など持ち物がそのまま置いてある
  • 本人の部屋が普段通りで、整理された様子がない
  • パソコンに家出や自殺に関する情報を検索した履歴がない

遺書などから計画的失踪と判断できたり、持ち物などから突発的失踪とわかり、主婦の命が危ないと判断した場合は、直ちに警察に届け出る必要があります(警察への届出の仕方については後章で詳述)。

事件性が低い主婦の家出は、まず自分たちで捜してみる

主婦が家出した理由・動機が推測できて、自殺の恐れはないと思われる場合は、残された家族で捜してみましょう。捜索開始は早いほどよく、時間が経過するにつれて見つかる確率が低下していきます。

実家など行きそうな場所を当たってみる

実家など行きそうな場所を当たってみる

家出をした人は、とりあえず宿泊可能な場所を確保する必要があるため、行き先はある程度限られます。年代や立場によって異なりますが主婦は以下のような場所を選ぶ傾向があります。

実家

実家に戻ることが多く、特に子供を連れて家出した場合は実家が圧倒的に多くなります。

ただし、家出の原因が夫にある場合は、実家の親は娘(妻)の味方をして本当のことを教えてくれないことも。妻の実家を訪ねる際はその点をわきまえておくべきでしょう。

独身の友人宅

実家に頼れない主婦が次に選ぶことが多いのは独り暮らしの友人宅です。友人の都合を優先する必要があるため、長期間滞在することは考えられません。

ネットカフェ

個室でシャワー付きのネットカフェは、一時的な滞在先として年齢・男女を問わず利用者の多い場所です。

ホテル

お金に余裕がある主婦の場合はホテルを選ぶケースもあります。

シティホテル、ビジネスホテル、カプセルホテル、ラブホテルなどがありますが、その中でも比較的料金が安くてアメニティ用品もそろったビジネスホテルや、低料金で気軽に泊まれるカプセルホテルを選ぶ人が多いようです。

そのほか、車でどこ行くあてもなく出て行き、行き着いた田舎の民宿で数日過ごしたというケースもあります。

SNSを活用するのもおすすめ

SNS(Twitter、Facebook、Instagram、LINEなど)を使って家出した主婦の情報を集める方法もあります。

中でもFacebookは実名登録が原則で、ユーザーの年齢層も幅広いため、家出人捜しに適したツールといわれています。

Facebookを利用する場合は、家出人の本名、出身地、出身校、勤務先などのプロフィールから検索する方法と、友達リストから探す方法があります。

Facebookに登録していない主婦でも、主婦の友人・知人のアカウントが見つかれば、メッセージを送って本人に関する情報を得ることが可能です。

家出した主婦は探偵にも捜索依頼可能

家出した主婦は探偵にも捜索依頼可能

主婦が行きそうな場所を捜しても見つからず、家出してから5日以上経ってしまった場合は、迷わず探偵事務所に依頼しましょう。

探偵というと、犯罪捜査や浮気調査が専門といったイメージを持つ方も少なくないようですが、大半の探偵事務所は主婦や子供の家出人捜査も引き受け、問題解決に向けてサポートしています。

探偵事務所の捜索料金体系

探偵事務所の料金体系には①「基本料金+成功報酬型」②「完全成功報酬型」⓷「パック料金型」④「時間料金型」があります。

①の基本料金は着手金のことで契約した時点で支払う金額、成功報酬は家出人が見つかった際に支払う金額です。

捜索が失敗に終われば成功報酬金は発生しません。

②は捜索が成功しなければ基本料金も払う必要がありませんが、成功した場合は報酬金が高額になります。

③パック料金は「20時間30万円」など、捜索時間と金額が初めから決まっているタイプ。一定額以上の料金が発生しない点がメリットですが、予定より早く解決した場合は割高になる点がデメリットです。

④は1時間10,000円のように時間単価が決まっているもの。一定額以上の料金が発生しない点がメリット。調査時間が長引くほど料金が高額になる点がデメリットです。

家出人捜しは浮気調査に比べると長期に及ぶことが多く、また、必ず成功するという保証もありません。そうしたことを考え併せると、成功報酬型が家出人捜しには適していると言えます。

家出人捜索の料金は、どのタイプも探偵の人数や用いる機材などによっても異なってくるため「この金額が相場」と言うことができませんが、成功報酬型の場合は50万円以上と考えるといいでしょう。

探偵に依頼するメリットは?

探偵に依頼すると高額な料金がかかりますが、高いだけのメリットがあります。経験豊富で独自の調査ルートを持つ探偵に依頼すれば、行方不明になって数年も経つような難易度の高い案件もスピーディに解決してもらえます。

探偵事務所に依頼するときは、料金の安さを基準にしないで、探偵の人数が多く、全国展開している大手の事務所を選ぶことをおすすめします。

捜索する探偵を2人に増やせば捜す速度が2倍になり、捜索範囲も拡大しますから、成功率を高めることにつながります。

警察に届出をする場合に注意したいこと

警察に届出をする場合に注意したいこと

主婦の家出の原因が夫婦げんかや不倫など個人的なことで事件性が低い場合は、警察は届出をしても「民事不介入」の原則を理由に本格的な捜査を行うことがありません。

しかし、届出をしておけば、家出人の情報が警察庁のデータベースに登録されます。その情報は全国の警察で共有されるため、パトロールや交通取締まりの際などに見つけられる可能性がありますから、主婦の家出の場合も届出を提出しておくとでいいでしょう。

主婦が遺書を残していたときや、家出の原因がわからない突発的失踪で自殺や殺人など命の危険がある場合は、警察は「特異行方不明者」と判断してすぐに捜索を開始します。

行方不明者届の提出の仕方

家出人探しを依頼するための届出を以前は「捜索願」と呼んでいましたが、2010年から「行方不明者発見活動に関する規則」が施行され、「家出人」は「行方不明者」に、「捜索願」は「行方不明者届」に変更されました。

行方不明者届を提出できる人:配偶者、婚約者、内縁関係にある人、親族、保護者、雇用主、家出人の福祉関係に従事している人など。どんなに親しい間でも友人は届けることができません。

届出先:①家出人の住所地または直前までの居住地を管轄する警察署 ②家出人が行方不明になった場所を管轄する警察署 ③届出人の住所地を管轄する警察署。この3つのうちのいずれか。

必要なもの:家出人の顔や体形がよくわかる写真、届出人の身分証(運転免許証やパスポートなど)と印鑑。

家出した主婦に関する情報については、記入用紙を渡されますから、そこにできるだけ詳しく、わかりやすく記入します。

「行方不明者届不受理届」がある

「行方不明者届不受理届」がある

「行方不明者届不受理届」とは、家出人が警察に「家族などから行方不明者届が出されたとき、それを受理しないでください」と届け出るものです。つまり、居場所を知られたくないので捜さないでほしいという家出人の意思表示です。不受理届が出されると、警察はその意思を尊重して捜索を行いません。

行方不明者届不受理届は家出人ならだれでも出せるものではなく、以下のように定められています。

行方不明者届不受理届ができる人

  • 配偶者などからDVやモラハラを受けている被害者。元恋人からのストーカー被害に遭っている人。
  • 他の家族から子供への虐待がひどく、子供を守るために子連れで家出をしている人

行方不明者届不受理届ができない人

  • 未成年者
  • 親兄弟や親族、雇用主などから借金して返済せずに家出した人

これでわかるように、行方不明者届不受理届は家出人を犯罪被害から守るために設けられた制度で、ただ逃げたいだけという人には適用されないのです。

なお、行方不明者届不受理届という定型書式はありません。届出をするときは、警察署の生活安全課の窓口に出向いて事情を説明し、正当な理由であると認められたときに手続きをすることになります。

【まとめ】

【まとめ】

主婦に限らず家出人の捜索は、警察に届出をしても事件性がない場合は捜してもらえません。

それに対し探偵は事件性の有無に関係なく、すぐに捜査を開始します。

子供の家出と違って大人の家出は主婦であっても自殺や犯罪に巻き込まれる恐れがありますから、捜索のエキスパートである探偵に依頼することを検討してみましょう。

どの探偵事務所に依頼すればよいかわからないという方は、「NPO法人よつば」にご相談ください。よつばでは実績豊富で信頼のできる探偵事務所をご紹介します。

主婦の家出が金銭がらみで弁護士の力を借りたいという場合は、専門の弁護士をご紹介します。

家出や失踪でお悩み方専用の「緊急無料相談ダイヤル」を設けて、24時間365日受け付けていますので、ご都合の良いときにいつでもご利用ください。

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