倉田さんからの”ひとこと”
メールが当たり前のこの時代、わざわざ自宅に手紙を寄越す不倫相手…これは、ある種の挑戦ですね、妻に対する。決定的なことは書かず、でも匂わせでイラつかせる。相手からすると「してやったり」ですよ。彼宛の手紙なんですから、読まない方がよかったかもしれませんね。「知らぬが仏」というのは場合によっては本当にいい諺です。今回のケースはそうだったような気もします。でも、知ってしまった。そのことで苦しくなった…これは、「時間薬」が一番いいかもしれません。一応証拠保全はしておいてもいいですが、あまり離婚する気がないなら知らん顔をしたまま夫婦の暮らしを続けるのもありです。彼は一応妻子に愛情があるようですから、どっしり構えて焦る必要ないと思いますよ。
倉田真由美(クラタ マユミ)漫画家
漫画家 元NHK経営委員会委員。
1971年福岡生まれ。
一橋大学商学部卒業。
折からの氷河期もあり就職活動がうまくいかず、漫画家を目指す。23歳で講談社ヤングマガジンギャグ大賞受賞。2000年~2013年まで週刊SPA!で連載した『だめんず・うぉ~か~』がブレイク。ドラマ化もされ、「だめんず」も流行語になり、一躍時の人に。
その後、テレビコメンテーター、YouTube等様々なことに手を出して今に至る。代表作は『だめんず・うぉ~か~』『婚活迷宮の女たち』など多数。また、『うさぎとくらたまのホストクラブなび』など中村うさぎとの共著も多い。