1. 離婚後のトラウマとの付き合い方、ストレスを乗り越えるための方法と心構え
離婚後のトラウマとの付き合い方、ストレスを乗り越えるための方法と心構え
離婚後のトラウマとの付き合い方、ストレスを乗り越えるための方法と心構え

離婚によるトラウマを克服するには心療内科などでカウンセリングを受けるのもひとつの方法

離婚は結婚や出産と並ぶ人生の転機で、結婚する時以上に背負うものがある分消費するエネルギーも精神的ダメージもストレスも大きくなります。

人生で受けるストレスの大きさに順位をつけると離婚は4位に入ると書かれた論文もあるほどです。

そのため男性でも女性でも、パートナーと別れた後にストレスを抱え続け、うつ病になってしまうケースが少なくありません。

この記事では離婚後のトラウマとの付き合い方やストレスの乗り越え方、そのための心構えについてくわしく解説します。

目次

ストレスからうつになる可能性

ストレスからうつになる可能性

離婚に限らず、ストレスからうつになる可能性は十分あります。

とくに離婚前後はストレスを感じる場面が増えることから、上手くストレスを発散させないとうつに発展する恐れがあるため注意が必要です。

うつの自覚症状として気分面、意欲の低下、思考の低下、肉体への影響がありますがそれらがみられる場合は早目のケアをおすすめします。

①気分面

理由もなく気分が落ち込んだり、不安を感じてしまう。

また些細なことでイライラしてしまう。

これらの症状が見られたらうつの傾向がありますからストレス解消の対策を取りましょう。改善しない場合は早目に医師の診断を仰ぐのがおすすめです。

②意欲の低下

何もしたくない、家から出たくない、仕事もしたくないし誰にも会いたくないという「意欲の低下」が見られる場合、うつの傾向があると判断できます。

もちろん誰しもそんな気分の日がありますからたまにそう感じる程度であれば問題ないでしょう。

この意欲の低下が常態化してきたらうつを疑った方が良いかも知れません。

③思考の低下

マイナス思考になり、全てにおいてネガティブな方向に考えてしまいます。

また気持ちの余裕がなくなって物忘れが多くなったり頭の回転が鈍くなった気がしたらうつの傾向です。

④肉体への影響

離婚うつになると肉体にも影響を及ぼします。

食欲が低下したり、体重が減るなどの変化が現れたら他の変化と総合して判断しましょう。

また人によっては頭痛や冷や汗といった症状が現れることもあります。

離婚うつの傾向が見られたらバランスの良い食事と睡眠をたっぷりとってのんびり過ごしたりストレス発散をして改善を目指しましょう。

それでも上記の症状が改善されない時は医師や専門家のカウンセリングを受けることをおすすめします。

離婚がトラウマになる原因

離婚がトラウマになる原因

離婚がトラウマになる原因は強いストレスと精神的ダメージとされています。

離婚に至る原因はさまざまで、ストレスの原因も人により異なります。

ストレスや精神的ダメージが強烈であったり長期にわたって継続した場合、トラウマになりやすいので注意しましょう。

ここでは離婚がトラウマになる原因についてくわしく解説します。

離婚の決断に至るまでの心理的ストレス

結婚は勢いで決められますが、離婚はそうもいかないのが実際のところです。

共有の財産もあれば、持ち家や子どものことなど背負うものも多く、気持ちを決めるまでに何度も葛藤するに違いありません。

結婚生活の不満によるストレスから始まり、離婚したい気持ちが生まれてから決断に至るまでには自分が我慢すれば良いのではないか、自分が悪いのではないかという反省の気持ちが生まれ、どんどんストレスが積み重なります。

そしていざ離婚を切り出す時には極度の緊張によるストレスを抱えてしまい、ストレスによる頭痛や吐き気などの症状が現れ始めます。

離婚協議中のストレス

離婚協議中はパートナーとのやり取りが大きなストレスになりがちです。

スムーズに相手との別れが成立すれば問題ないのですが、相手の同意が得られなかったり子どもの親権で揉め始めるとイライラが募りストレスもどんどん膨れ上がってしまいます。

ストレスレベルはMAXに近い状態です。

相手の不倫が原因で別れることになった場合、相手を生理的に受けつけられずトラウマになり顔を見るだけでストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

この時期の体調は頭痛や吐き気にとどまらず、めまいや食欲不振、不眠、意欲低下、過呼吸といった症状が現れる場合があります。

離婚による生活の変化や経済的な問題

離婚による生活の変化がストレスとなり、トラウマとして抱えるケースも少なくありません。

離婚後半年~2年ほどはストレスを抱えやすいとされていますが、ストレスと上手く付き合えないと人によっては協議中に感じていためまいや不眠などの症状が続いてしまう恐れがあります。

結婚生活の間は専業主婦で社会人としてのブランクが長い人は、より大きなストレスを感じてしまうかも知れません。

離婚に伴う子供の養育問題や周囲との関係の変化

子どもがいる夫婦が離婚した場合、子どもの養育問題や周囲との関係の変化が理由でストレスを感じてしまうこともあります。

例えば女性はシングルマザーになったことで自由な時間が減りママ友との時間が取れなくなったり、遠くに引っ越しせざるを得なくなって友達と会えなくなったりといった環境の変化で孤独やストレスを感じることもあるでしょう。

ただ子どもを引き取っている場合、親のストレスを子どもは敏感に感じてしまうので注意が必要です。

離婚トラウマの症状と影響

離婚トラウマの症状と影響

離婚トラウマによる症状はさまざまで、人によって影響が強く表れることがあります。またトラウマの原因もひとつではありません。

トラウマを克服するにはまずトラウマの症状やトラウマによる影響について知っておく必要があるでしょう。

それにより自分の症状がトラウマによるものかどうかの判断が可能です。

ここではトラウマの症状とその影響についてくわしく解説します。

離婚トラウマの症状

トラウマの症状としてはイライラ感や過剰な警戒心、不安感や不眠、睡眠障害などの症状が現れます。動悸やフラッシュバッグが現れることもあります。

症状がひどい人では突然感情が不安定になったり意識を失って倒れるなどの症状がある場合もあるため注意が必要です。

またPTSDやうつ症状に長く悩まされる人も少なくありません。

とくにDV被害が原因で離婚した場合は加害者と引き離されれば精神的に安定すると考えられがちですが、実際にはそんなに簡単なことではなくフラッシュバックや記憶障害、男性恐怖症などさまざまな後遺症で苦しむ人もいます。

感情面での変化

離婚によりトラウマを抱えた人は男性、女性に拘わらず異性に対する考え方に変化があるようです。

深刻なトラウマを抱える人は新しい人生への期待感が低く、将来の恋愛や再婚は考えられないという人も少なくありません。

実際にトラウマを長く抱える人は恋愛を意識的に避けようとする傾向があります。

そしてもう恋愛や再婚はしたくないと考える自分を認めてあげられないとそのことにもストレスを感じて悪循環に陥ってしまいます。

離婚のトラウマを上手く克服する方法

離婚のトラウマを上手く克服する方法

離婚によるトラウマを上手く克服するにはどうすれば良いのでしょうか。

ここではトラウマを克服する方法をいくつか紹介します。

カウンセリングを受ける

離婚によるトラウマを克服するには心療内科などでカウンセリングを受けるのもひとつの方法です。

カウンセリングを受けるメリットはいくつかありますが、まず自分が抱える悩みや不満、ストレスをカウンセラーに聞いてもらうことで蓋をしてしまっていた自分自身の気持ちを客観的に見ることができる点です。

そうすれば自分の中でごちゃごちゃになってしまった感情が少しずつ整理され

て心の健康を取り戻すことができます。

その頃には離婚によるトラウマも克服できているかも知れませんね。

医師に相談するのもひとつの方法

離婚によるトラウマを克服するには、医師に相談するのもひとつの方法です。

CPTSD(複雑性PTSD)やPTSDトラウマの治療を受けられるクリニックを受診することで徐々に心を健康な状態に戻していけるかも知れません。

もちろんトラウマを克服するにはクリニックでの治療だけに頼らず、自分の気持ちを見つめ人との関わりの中でゆっくりと前を向いていけるよう努力する必要があります。

ストレス解消などのセルフケアの重要性

離婚によるトラウマはセルフケアで克服する方法もあります。

セルフケアの方法は段階を踏んで行いましょう。

まず自分の中の感情と向き合うことが大切です。離婚後のイライラや怒りの感情を吐き出しましょう。といっても人に当たり散らすわけではありません。

ここではセルフケアの方法をいくつか紹介します。

①とことん怒りを放出する

◆スポーツでストレスを発散する

スポーツでストレスを発散させるのもひとつの方法です。サンドバッグを叩いたり、バッティングセンターに通うのでも構いません。

怒りの原因を思い浮かべるとよりスッキリしますよ。

◆口に出せない怒りを文章にしてみる

自分の中にくすぶっている怒りの感情を文章にするのもおすすめの方法です。

感情のままに怒りを言葉にしてみましょう。冷静になろうと努める必要はありません。

②癒し

怒りの感情を出し切ったらその奥に隠れていた悲しみの感情が表面に現れるでしょう。あるいは後悔に似た感情かも知れません。

離婚したのは間違いだったのではないか、とか私がもっと頑張れば良かったのかもしれないといった気持ちから気が滅入ることもあるでしょう。

そんな時は大好きな友人と美味しい食事を楽しむのもひとつの方法です。

あるいは一人の時間を贅沢に楽しむのも良いでしょう。

大変な思いをした自分自身を癒してあげる時間も大切です。

③自己肯定

離婚によるトラウマを克服して健康な心を取り戻すまでには自分の中の空虚を見つめる時間も必要です。

何となく自分が無価値な存在に思えて居たたまれない気持ちになることがあるかも知れません。そんな時は人のために動いてみるのがおすすめです。

ボランティアに参加するなどの方法もありますが、あなたの身近な人のために何かしてあげる方法もあります。

子どもがいるなら子どもと思い切り遊んであげるのもひとつの方法です。

人のために動くことで自分の価値を認めてあげることができるでしょう。

またトラウマを抱える人は恋愛を避ける傾向がありますが、そんな自分を認めてあげるのもストレス克服には良い影響があります。

恋愛をするもしないも個人の自由ですから、気が乗らないなら家族や友達、一人の時間を楽しめば良いんです。

自分を認めてあげると気持ちがとても楽になりますよ。

乗り越えたその先にある、次の恋愛や結婚など新しい人生のことを考えよう

乗り越えたその先にある、次の恋愛や結婚など新しい人生のことを考えよう

離婚によるトラウマを乗り越えたら、新しい人生のことを考えましょう。

離婚や婚姻中のトラブルはあくまでも過去に起きたことで、時間を巻き戻すことができない以上いくら考えても仕方のないことです。

いつまでも過去に捕らわれたままでは、前を向くこともできずストレスを感じ続けることになってしまいます。

離婚によるトラウマを乗り越えたら新しい人生に目を向けてみましょう。

再婚は考えられなくても新しい恋愛のチャンスがあればぜひ掴んでください。

前の結婚生活でできなかったことがあるならこの機会に始めてみるのも良いですね。悲しい過去は思い出にして、自分の人生を大切にしましょう。

記事まとめ

記事まとめ

男性、女性に拘わらず離婚によるトラウマを抱える人は少なくありません。

人によっては何年もの間無気力な状態から抜け出せないケースもあります。

そんな自分が嫌で何とかしたいと焦る気持ちはわかりますが、トラウマを克服するタイミングは人によって違いますから少し肩の力を抜いてみましょう。

今は暗闇の中にいるようでずっとこのままなんじゃないかと思っているかも知れませんが、明けない夜はありません。

苦しい気持ちを誰かに聞いてほしい時にはNPO法人よつばにご相談ください。NPO法人よつばは誰でも利用できる無料相談所です。

新しい人生への一歩を踏み出すあなたの背中をそっと押しますよ。

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離婚後のトラウマとの付き合い方、ストレスを乗り越えるための方法と心構え

離婚によるトラウマを克服するには心療内科などでカウンセリングを受けるのもひとつの方法

離婚は結婚や出産と並ぶ人生の転機で、結婚する時以上に背負うものがある分消費するエネルギーも精神的ダメージもストレスも大きくなります。

人生で受けるストレスの大きさに順位をつけると離婚は4位に入ると書かれた論文もあるほどです。

そのため男性でも女性でも、パートナーと別れた後にストレスを抱え続け、うつ病になってしまうケースが少なくありません。

この記事では離婚後のトラウマとの付き合い方やストレスの乗り越え方、そのための心構えについてくわしく解説します。

目次

ストレスからうつになる可能性

ストレスからうつになる可能性

離婚に限らず、ストレスからうつになる可能性は十分あります。

とくに離婚前後はストレスを感じる場面が増えることから、上手くストレスを発散させないとうつに発展する恐れがあるため注意が必要です。

うつの自覚症状として気分面、意欲の低下、思考の低下、肉体への影響がありますがそれらがみられる場合は早目のケアをおすすめします。

①気分面

理由もなく気分が落ち込んだり、不安を感じてしまう。

また些細なことでイライラしてしまう。

これらの症状が見られたらうつの傾向がありますからストレス解消の対策を取りましょう。改善しない場合は早目に医師の診断を仰ぐのがおすすめです。

②意欲の低下

何もしたくない、家から出たくない、仕事もしたくないし誰にも会いたくないという「意欲の低下」が見られる場合、うつの傾向があると判断できます。

もちろん誰しもそんな気分の日がありますからたまにそう感じる程度であれば問題ないでしょう。

この意欲の低下が常態化してきたらうつを疑った方が良いかも知れません。

③思考の低下

マイナス思考になり、全てにおいてネガティブな方向に考えてしまいます。

また気持ちの余裕がなくなって物忘れが多くなったり頭の回転が鈍くなった気がしたらうつの傾向です。

④肉体への影響

離婚うつになると肉体にも影響を及ぼします。

食欲が低下したり、体重が減るなどの変化が現れたら他の変化と総合して判断しましょう。

また人によっては頭痛や冷や汗といった症状が現れることもあります。

離婚うつの傾向が見られたらバランスの良い食事と睡眠をたっぷりとってのんびり過ごしたりストレス発散をして改善を目指しましょう。

それでも上記の症状が改善されない時は医師や専門家のカウンセリングを受けることをおすすめします。

離婚がトラウマになる原因

離婚がトラウマになる原因

離婚がトラウマになる原因は強いストレスと精神的ダメージとされています。

離婚に至る原因はさまざまで、ストレスの原因も人により異なります。

ストレスや精神的ダメージが強烈であったり長期にわたって継続した場合、トラウマになりやすいので注意しましょう。

ここでは離婚がトラウマになる原因についてくわしく解説します。

離婚の決断に至るまでの心理的ストレス

結婚は勢いで決められますが、離婚はそうもいかないのが実際のところです。

共有の財産もあれば、持ち家や子どものことなど背負うものも多く、気持ちを決めるまでに何度も葛藤するに違いありません。

結婚生活の不満によるストレスから始まり、離婚したい気持ちが生まれてから決断に至るまでには自分が我慢すれば良いのではないか、自分が悪いのではないかという反省の気持ちが生まれ、どんどんストレスが積み重なります。

そしていざ離婚を切り出す時には極度の緊張によるストレスを抱えてしまい、ストレスによる頭痛や吐き気などの症状が現れ始めます。

離婚協議中のストレス

離婚協議中はパートナーとのやり取りが大きなストレスになりがちです。

スムーズに相手との別れが成立すれば問題ないのですが、相手の同意が得られなかったり子どもの親権で揉め始めるとイライラが募りストレスもどんどん膨れ上がってしまいます。

ストレスレベルはMAXに近い状態です。

相手の不倫が原因で別れることになった場合、相手を生理的に受けつけられずトラウマになり顔を見るだけでストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

この時期の体調は頭痛や吐き気にとどまらず、めまいや食欲不振、不眠、意欲低下、過呼吸といった症状が現れる場合があります。

離婚による生活の変化や経済的な問題

離婚による生活の変化がストレスとなり、トラウマとして抱えるケースも少なくありません。

離婚後半年~2年ほどはストレスを抱えやすいとされていますが、ストレスと上手く付き合えないと人によっては協議中に感じていためまいや不眠などの症状が続いてしまう恐れがあります。

結婚生活の間は専業主婦で社会人としてのブランクが長い人は、より大きなストレスを感じてしまうかも知れません。

離婚に伴う子供の養育問題や周囲との関係の変化

子どもがいる夫婦が離婚した場合、子どもの養育問題や周囲との関係の変化が理由でストレスを感じてしまうこともあります。

例えば女性はシングルマザーになったことで自由な時間が減りママ友との時間が取れなくなったり、遠くに引っ越しせざるを得なくなって友達と会えなくなったりといった環境の変化で孤独やストレスを感じることもあるでしょう。

ただ子どもを引き取っている場合、親のストレスを子どもは敏感に感じてしまうので注意が必要です。

離婚トラウマの症状と影響

離婚トラウマの症状と影響

離婚トラウマによる症状はさまざまで、人によって影響が強く表れることがあります。またトラウマの原因もひとつではありません。

トラウマを克服するにはまずトラウマの症状やトラウマによる影響について知っておく必要があるでしょう。

それにより自分の症状がトラウマによるものかどうかの判断が可能です。

ここではトラウマの症状とその影響についてくわしく解説します。

離婚トラウマの症状

トラウマの症状としてはイライラ感や過剰な警戒心、不安感や不眠、睡眠障害などの症状が現れます。動悸やフラッシュバッグが現れることもあります。

症状がひどい人では突然感情が不安定になったり意識を失って倒れるなどの症状がある場合もあるため注意が必要です。

またPTSDやうつ症状に長く悩まされる人も少なくありません。

とくにDV被害が原因で離婚した場合は加害者と引き離されれば精神的に安定すると考えられがちですが、実際にはそんなに簡単なことではなくフラッシュバックや記憶障害、男性恐怖症などさまざまな後遺症で苦しむ人もいます。

感情面での変化

離婚によりトラウマを抱えた人は男性、女性に拘わらず異性に対する考え方に変化があるようです。

深刻なトラウマを抱える人は新しい人生への期待感が低く、将来の恋愛や再婚は考えられないという人も少なくありません。

実際にトラウマを長く抱える人は恋愛を意識的に避けようとする傾向があります。

そしてもう恋愛や再婚はしたくないと考える自分を認めてあげられないとそのことにもストレスを感じて悪循環に陥ってしまいます。

離婚のトラウマを上手く克服する方法

離婚のトラウマを上手く克服する方法

離婚によるトラウマを上手く克服するにはどうすれば良いのでしょうか。

ここではトラウマを克服する方法をいくつか紹介します。

カウンセリングを受ける

離婚によるトラウマを克服するには心療内科などでカウンセリングを受けるのもひとつの方法です。

カウンセリングを受けるメリットはいくつかありますが、まず自分が抱える悩みや不満、ストレスをカウンセラーに聞いてもらうことで蓋をしてしまっていた自分自身の気持ちを客観的に見ることができる点です。

そうすれば自分の中でごちゃごちゃになってしまった感情が少しずつ整理され

て心の健康を取り戻すことができます。

その頃には離婚によるトラウマも克服できているかも知れませんね。

医師に相談するのもひとつの方法

離婚によるトラウマを克服するには、医師に相談するのもひとつの方法です。

CPTSD(複雑性PTSD)やPTSDトラウマの治療を受けられるクリニックを受診することで徐々に心を健康な状態に戻していけるかも知れません。

もちろんトラウマを克服するにはクリニックでの治療だけに頼らず、自分の気持ちを見つめ人との関わりの中でゆっくりと前を向いていけるよう努力する必要があります。

ストレス解消などのセルフケアの重要性

離婚によるトラウマはセルフケアで克服する方法もあります。

セルフケアの方法は段階を踏んで行いましょう。

まず自分の中の感情と向き合うことが大切です。離婚後のイライラや怒りの感情を吐き出しましょう。といっても人に当たり散らすわけではありません。

ここではセルフケアの方法をいくつか紹介します。

①とことん怒りを放出する

◆スポーツでストレスを発散する

スポーツでストレスを発散させるのもひとつの方法です。サンドバッグを叩いたり、バッティングセンターに通うのでも構いません。

怒りの原因を思い浮かべるとよりスッキリしますよ。

◆口に出せない怒りを文章にしてみる

自分の中にくすぶっている怒りの感情を文章にするのもおすすめの方法です。

感情のままに怒りを言葉にしてみましょう。冷静になろうと努める必要はありません。

②癒し

怒りの感情を出し切ったらその奥に隠れていた悲しみの感情が表面に現れるでしょう。あるいは後悔に似た感情かも知れません。

離婚したのは間違いだったのではないか、とか私がもっと頑張れば良かったのかもしれないといった気持ちから気が滅入ることもあるでしょう。

そんな時は大好きな友人と美味しい食事を楽しむのもひとつの方法です。

あるいは一人の時間を贅沢に楽しむのも良いでしょう。

大変な思いをした自分自身を癒してあげる時間も大切です。

③自己肯定

離婚によるトラウマを克服して健康な心を取り戻すまでには自分の中の空虚を見つめる時間も必要です。

何となく自分が無価値な存在に思えて居たたまれない気持ちになることがあるかも知れません。そんな時は人のために動いてみるのがおすすめです。

ボランティアに参加するなどの方法もありますが、あなたの身近な人のために何かしてあげる方法もあります。

子どもがいるなら子どもと思い切り遊んであげるのもひとつの方法です。

人のために動くことで自分の価値を認めてあげることができるでしょう。

またトラウマを抱える人は恋愛を避ける傾向がありますが、そんな自分を認めてあげるのもストレス克服には良い影響があります。

恋愛をするもしないも個人の自由ですから、気が乗らないなら家族や友達、一人の時間を楽しめば良いんです。

自分を認めてあげると気持ちがとても楽になりますよ。

乗り越えたその先にある、次の恋愛や結婚など新しい人生のことを考えよう

乗り越えたその先にある、次の恋愛や結婚など新しい人生のことを考えよう

離婚によるトラウマを乗り越えたら、新しい人生のことを考えましょう。

離婚や婚姻中のトラブルはあくまでも過去に起きたことで、時間を巻き戻すことができない以上いくら考えても仕方のないことです。

いつまでも過去に捕らわれたままでは、前を向くこともできずストレスを感じ続けることになってしまいます。

離婚によるトラウマを乗り越えたら新しい人生に目を向けてみましょう。

再婚は考えられなくても新しい恋愛のチャンスがあればぜひ掴んでください。

前の結婚生活でできなかったことがあるならこの機会に始めてみるのも良いですね。悲しい過去は思い出にして、自分の人生を大切にしましょう。

記事まとめ

記事まとめ

男性、女性に拘わらず離婚によるトラウマを抱える人は少なくありません。

人によっては何年もの間無気力な状態から抜け出せないケースもあります。

そんな自分が嫌で何とかしたいと焦る気持ちはわかりますが、トラウマを克服するタイミングは人によって違いますから少し肩の力を抜いてみましょう。

今は暗闇の中にいるようでずっとこのままなんじゃないかと思っているかも知れませんが、明けない夜はありません。

苦しい気持ちを誰かに聞いてほしい時にはNPO法人よつばにご相談ください。NPO法人よつばは誰でも利用できる無料相談所です。

新しい人生への一歩を踏み出すあなたの背中をそっと押しますよ。

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